オルガン科

ORGAN

多彩な音色、リズムを全身で奏でる
醍醐味をオルガン演奏の
基礎から応用まで身につける

荘厳なパイプオルガンから個性豊かなジャズオルガン、壮大なオーケストラの楽曲まで。電子オルガンの多彩な音色やリズムを重ねて、演奏の楽しさを体験しながら、総合的な音楽力と、自分らしく表現する力を育むコースです。
お子様や初心者の方は「ベーシックコース」から。まずオルガンの音がつくり出す楽しい世界に触れながら、上下の手鍵盤と足鍵盤を使ってオルガン独自の基本的な奏法を体験していきます。さまざまな伴奏パターンに慣れていきながら、リズムやハーモニーへと進み、お子様の上達度に合わせて無理なくステップアップしていくレッスンです。教本にはオルガン用3段譜だけでなく、コードネームがついた1段譜も効果的に取り入れます。
ベーシックコースを修了された方、オルガン演奏の基礎を習得された方は「アドバンスコース」へ。よりレベルの高い演奏技術や音楽理論を段階的に習得します。応用力やアレンジ力を身につけて演奏表現の幅を広げながら、オルガン演奏の真髄ともいえるリアルタイム奏法についても学んでいきます。

主教本とレッスン内容

ベーシックコース

「オルガン・スタディーズ」シリーズ

全7巻のうち、1~4巻を使用します。
はじめは演奏の正しい姿勢から、ベース奏法など、オルガンの基本的奏法について体験していきます。その後さまざまな伴奏パターンを学び、スムーズなベース奏法の動きも身につけます。また、曲にあったテンポや強弱も、できる範囲で意識して弾けるようにレッスンします。
3巻以降は、新たに付点リズムや調号が2つまでの曲が出てきます。また、フレージング(スラーや区切り記号)やアーティキュレーション(スタッカートやアクセントなど)、デュナーミク(強弱)なども、曲想に応じてつかんでいけるような内容になっています。
4巻ではオルガン特有の奏法であるカウンター・ライン(ハーモニー編曲の手法)が出てきます。適切なアーティキュレーションや曲想表現も自分なりに考えて演奏できる力をつけていきます。 読譜力も1段譜などに親しむことによって徐々に習得していける構成になっています。

「プチ・エトワール」シリーズ
(3~5歳児向け)

全6巻で構成されており、幼児期の脳の発達に適した内容になっています。
「うたあそび、リズムあそび、けんばんあそび」を楽しみながら、音を身体で表現したり、鍵盤に対する興味を深め、音楽的な感覚を育むところからスタート。その後、鍵盤上でしっかりと表現できる技術を育てます。
巻が進むごとに、音、リズム、鍵盤、指、ニュアンスの認識など、内容が少しずつ理論的になっていきます。
後半の5・6巻は、4巻までのレッスンで基礎を積み上げてきた5歳児が対象です。ソルフェージュ的な部分と、この年齢にふさわしい理論的なアプローチで、演奏する意欲や技術を磨いていきます。

アドバンスコース

「オルガン・スタディーズ」シリーズ

全7巻のうち、5~7巻を使用します。
オルガンの基礎的な奏法の復習から、アレンジの基本となるコード、ベース・パターン、カウンター・ライン(ハーモニー編曲の手法)、重音奏まで、段階的に習得していきます。6巻からはコード理論の理解をメインに曲に取り組んでいきます。テンション・コードを含んだサウンドにも親しみ、それぞれの曲の雰囲気やアーティキュレーション(スタッカートやアクセントなど)を表現しやすい音色に設定することにも慣れていきます。
7巻ではテンション・コード、ボイシング、代理コードなど、より高いレベルでのアレンジ力を習得するために必要な理論を学んだり、さまざまなリズムに慣れるようにします。最終的には学んだ理論を活かし、空白の楽譜を自分なりに完成させてそれを演奏できる力を身につけます。

演奏オーディション

演奏課題、ソルフェージュ課題があります。合格すると「認定証」が発行されます。

「演奏オーディション制度」を見る

コース詳細

  • ベーシックコース対象者

    未就学児から小学校低学年のお子様、および大人の初心者の方 *3歳が目安となります

  • アドバンスコース対象者

    中級~上級 ベーシックコースを修了した中学生・高校生~大人の方

  • レッスン形態

    個人レッスン 毎週1回30分(年間42回)、または隔週1回60分(年間21回)

  • 料金

    入会金、レッスン受講料(月謝制、運営費・管理費込み)のほか、教材購入費が別途必要です。
    受講料はコースや使用教材をもとに各教室で定めておりますので、各教室に直接お問い合わせください。

オプションレッスン

ピアノ・オルガン コンビネーション・レッスン

ピアノ科またはポピュラー・ジャズピアノ科の生徒さんがオルガンに、またオルガン科の生徒さんがピアノに触れる機会を、普段のレッスンにプラスアルファするオプションレッスンです。
打鍵の強弱や弾き方の違いで音色を変えて表現していくピアノと、両手両足を使って、フルートやバイオリンなど多彩な楽器音色を一人で奏でるオルガンの両方の魅力に触れることで、音楽の力をさまざまな角度から高めていきます。
例えば、リズム感やハーモニーの感覚を養うためにオルガンに挑戦したり、クラシックの名曲をピアノとオルガン両方で演奏して楽曲の理解を深めたり、また、1つの曲に集中して取り組み完成度を上げるなど、レッスン内容は目的に合わせて柔軟に組み立てます。

アンサンブル・レッスン

お子さまから大人の方まで、人気の高いアンサンブル。このレッスンでは、ピアノ、オルガン、Vドラムなど、普段は各科で個人レッスンを受けている生徒さんでグループを結成。発表会やコンクールなど、ステージでの演奏に向けて練習に取り組みます。
みんなで練習することで、ほかの楽器の音を聴く力や周囲との呼吸の合わせ方、リズム感など、アンサンブルはもちろん、楽器演奏全般に必要な音楽力も習得。さらに社会性や協調性も育み、心の成長を促します。

音大・音高 受験対策レッスン

より専門的な知識と技術を身につけ、音大・音高合格を目指すレッスン。
ピアノでの受験、電子オルガンでの受験、それぞれに合わせた実技やソルフェージュなどの試験対策をサポートします。
ソルフェージュや楽典、受験科目対策など、ご相談のうえ、レッスンを進めていきます。

  • オプションレッスン対象者

    ローランド・ミュージック・スクール会員の方

  • コンビネーション・
    レッスンの目的例
    • 鍵盤演奏の総合力をつけるため、ピアノ・オルガン両方を習いたい。
    • 発表会やコンサートに向けて1つの曲を集中的に練習したい。
    • フェスティバル出場に向けて、曲の完成度を上げたい。
  • アンサンブル・レッスンの
    参加ステージ例
    • ローランド・フェスティバル[アンサンブル・ステージ]
    • 各教室主宰の発表会やコンサート(開催状況は教室により異なります)
  • 音大・音高 受験対策
    レッスンの受講内容例

    グランドピアノによる実技指導やローランド・オルガン ミュージック・アトリエによる実技指導

  • レッスン形態・料金

    受講内容・料金・時間は、教室および生徒さんの目標・レベルによりそれぞれ設定しています。
    詳細はレッスン受講教室までお尋ねください。