オルガン・ミュージックフェスティバル2014 ファイナル[アンサンブル] 入賞グループ紹介

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●アンサンブル部門A

POP GIRLS(京滋)
鷹取京美さん、辻野麻緒さん、重吉伽奈さん、伏木希南風さん、猪塚愛実さん

【演奏曲】キューティーハニー

良き音楽仲間、良きライバルとして、小さな頃から同じ音楽教室で一緒に学んできたPOP GIRLS。メンバーは小学6年生が中心のため、卒業と進学を控えた忙しい中での参加でした。「ファイナルで入賞して、みんなでディズニーランドに行こう!」を合い言葉に、レッスン以外でも自主的に集まり練習を重ねていったそうです。
演奏曲『キューティーハニー』は、“カッコかわいい”がコンセプト。「どう魅せたいのか、自分たちには何が足りていないのか、何を伝えたいのか、など、みんなで何度も話し合いました」。
そして迎えた本番では「気持ちも動きも、5人が1つになって楽しく演奏できました」と、みごとベストアンサンブル賞に輝きました。「“夢は努力すれば必ず叶う!”と、がんばってきて本当に良かったです」と、結果発表では嬉しさのあまり涙ぐむメンバーも。
みんなで作り上げるアンサンブルの楽しさ、これまでにない達成感を味わえた大会となりました。

●アンサンブル部門B

ぶっきらBoys(中国四国)
花村祐太さん、平田光輝さん、末吉響さん

【演奏曲】Pick Up The Pieces

“本番になると、3人とも顔が固まって笑顔が消えるから”と、先生が名づけてくれたグループ名、ぶっきらBoys。アンサンブル部門に初挑戦した昨年はファイナル出場を果たせず、その悔しさをバネに「今までの練習の成果を発揮して、絶対に入賞しよう!」と、熱い意気込みとパワーアップした衣装で今大会に臨みました。
メンバーは中学1年生と高校1年生。勉強に部活にと忙しい毎日の中、先生や家族など周りの方々の協力のもと一生懸命練習に励んだそうです。
演奏曲は、先生がカッコ良くアレンジしてくれた『Pick Up The Pieces』。本番では3人の心が通じ合い、クールでカッコ良い、完璧な演奏を披露。
ベストアンサンブル賞に選ばれた感想を聞くと、「名前を呼ばれて、はじめは夢かと思いましたが、すごく嬉しいです!先生や家族、楽器店、支えてくれた皆さんに感謝でいっぱいです」と笑顔で答えてくれました。

●アンサンブル部門C

deep forest(神静)
村澤美佐紀さん、米山八紀さん、川名章子さん

【演奏曲】Norwegian Wood

「観客の皆さんに、“神秘的な深い森に迷い込んだように感じてもらえたら”という思いで臨んだ本番。緊張はありましたが、3人で舞台に立っているという安心感で気持ちのよい演奏ができました。まさか入賞できるとは思っておらず、お互いに震える手をつないで喜びを分かち合いました」というdeep forestの皆さん。
それぞれ仕事や講師活動があり、全員が集まっての練習は週1回だったとか。でも、短時間でも毎週のように練習を重ね、グループの信頼関係と“自分たちの音”を、少しずつですが確実に作り上げることができました。
メンバーであり担当講師である川名章子さんは「村澤さんは講師さんですがこれまではピアノ一筋で、オルガンは始めたばかり。初めて1曲弾きこなした曲が今回演奏した『Norwegian Wood』でした。村澤さんの一歩踏み出す勇気とチャレンジ精神がdeep forest結成につながったと言ってもいいでしょう」と振り返ってくれました。

アンサンブル賞

●アンサンブル部門A

HKY2(近畿)
中山祐哉さん、濱﨑一麻さん、近森遥斗さん、森悠聖さん

【演奏曲】TRUTH

スピード感あふれる演奏で、F1のテーマ曲として有名な『TRUTH』を披露し入賞を果たしたHKY2(エイチ・ケイ・ワイ・スクエア)。昨年に続きアンサンブル部門に挑戦し、今回念願のファイナル出場を果たしました。大きな舞台で演奏できることが決まると、嬉しくて楽しみな半面、緊張のためか本番が近づくにつれて今までにないミスをしたりと、グループ内に焦りや緊張感が漂ったそうです。
そして迎えたファイナル当日。地元から応援に駆けつけてくれた先生や家族が見守る中、「練習してきたことを出し切って、楽しく演奏しよう!」と気持ちを1つにして臨んだステージは、「今までで最高の演奏ができました!」「最高の感動が味わえました!」とメンバー全員大満足。結果発表で名前を呼ばれた瞬間には、思わず「イエーイ!」と息ピッタリのガッツポーズも。
「入賞できて本当に良かったです。すごく良い経験になりました」と喜びを語ってくれました。

●アンサンブル部門B

SALTY SOUNDS(東海)
近藤凛太朗さん、小塩共生さん、宮田佳音さん、野末美樹さん

【演奏曲】MIRACLES

音楽と楽器を演奏するのが大好きな中学生4人組SALTY SOUNDSが演奏した『MIRACLES』は、ノリの良いドラムとベースラインがカッコ良い70年代ソウルの隠れた名曲。自分達だけでなく、聴いている人にも一緒に楽しんでもらえる演奏を目指しました。日々の個人練習はもちろん、毎週末には先生とメンバー全員で集まり、「ソロが展開していくところでは、アイコンタクト!」「笑顔を忘れずに!」と、積極的にアイディアを出し合いながら、楽しく、でも真剣に練習を重ねていったそうです。
本番ではその成果を発揮し、「みんなの心が1つにまとまり、ノリノリでカッコ良い、満足のいく演奏ができました!」と、みごと入賞。しかし、「とても嬉しい反面、まだまだだったのかなと、ちょっと悔しい気持ちもあります」と、次の目標が見つかったようです。
今大会で経験したさまざまな思いを胸に、「みんなでまた練習してチャレンジしよう!」と、新たな一歩を踏み出しています。

●アンサンブル部門C

Scorpius(京滋)
吉田有香さん、永井慶子さん、有瀬昌子さん、西野滉平さん

【演奏曲】Play it back

Scorpiusは、普段講師活動をしている女性陣にドラムの西野さんを加えたグループ。演奏曲『Play it back』のアレンジは、ライブ感を大切にしたいという思いから、全員で音を出しながら作り上げていったそうです。そうすることで一人ひとりの個性やフレーズを組み込むことができ、また“みんなで作り上げていく”という実感を共有できたとか。キメやブレイクの多い曲なので、練習中はキメに合わせて電気を消したり、「ここはあのビデオのあの場面の感じ!」というふうに、曲へのイメージをみんなで楽しみながら深めていきました。
本番では楽しく気持ちよく演奏することができ、演奏後にたくさんの方に声をかけていただいたことも喜びだったというメンバー。さらに、「先生の演奏が聴きたい!」「次回は自分達も挑戦したい!」という声が生徒さんから上がるなど、講師自ら参加したことが、周囲にも良い刺激になっているようです。

審査員特別賞

●アンサンブル部門A

Kids☆Panzer(京滋)
宮尾茜音さん、佐野花江さん、松村咲希さん、山本隼馳さん、山本敦来さん、宮尾玲音さん

【演奏曲】PIPELINE

いつも明るく元気いっぱいでみんな仲良しのKids☆Panzerは、メンバーのおじいさんの大好きな曲という、70年代のヒット曲『PIPELINE』を演奏しました。初めてのアンサンブル部門参加でファイナル出場が決まったときは、「とても戸惑いましたが、せっかく大きなステージで演奏できるのだから、悔いが残らないような演奏をしよう!」と、よりいっそう練習に熱が入ったそうです。
「緊張すると思っていた本番も、音を出し始めたらとても楽しくなりました」と、堂々としたステージを披露。「今までで一番ノっていたし、グループの一体感が出せて上手に弾けたと思います」という演奏で、審査員特別賞を受賞しました。
結果発表でグループ名が呼ばれたときは、まずはお母さん達の喜ぶ声にびっくり(笑)。その後じわじわと嬉しさがこみ上げてきて、みんなで抱き合って喜びました。「ずっと練習してきたこの曲を弾かなくなると思うと少しさみしい気もしますが、入賞できて本当に嬉しいです!」と笑顔が輝きました。

●アンサンブル部門A

ファンタジスタ(天使と悪魔)(神静)
高野夏鈴さん、高野航史さん、高野貴愛さん、大島杏珠さん、森勇人さん

【演奏曲】魅せられて

前回の大会では惜しくもファイナル出場に届かず、「今年こそ絶対にファイナルに出よう!」を目標に、熱心に練習を重ねてきたファンタジスタ(天使と悪魔)。今回はそんなきょうだいの姿にずっと憧れていた妹・貴愛さんが加わって、5人での参加となりました。しかし、なかなかみんなで合わせて練習する時間が作れずに焦ったことも。それだけに、ファイナル出場が決まったときは本当に嬉しくて、がぜんファイトが湧いたそうです。
演奏曲は、ジュディ・オングが歌う名曲をヘヴィメタル風にアレンジした『魅せられて』。ばっちりキメた衣装とメイクで迎えた本番は、「練習のときよりもすごく良くて、今までで一番!」という演奏で会場を魅了しました。メンバーのうち、今年中学校に進学する2人にとっては小学校生活最後の大会。思いがけない入賞に、「すごく驚きましたが、とても嬉しいです!」と、忘れられない思い出となりました。

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