第20回RMSオルガン・ミュージックフェスティバル全国大会レポート

第20回記念大会で全国の精鋭30人が競演

2010年10月23日(土)、第一生命ホール(東京都中央区)で、第20回ローランド オルガン・ミュージックフェスティバル全国大会が開催されました。全国の各地区大会で優秀な成績を収めた30名の方が出場しました。
「オルガン・ミュージックフェスティバル」は、音楽教室の会員さん(生徒・講師・講習生)がローランド・オルガン ミュージック・アトリエならではの演奏を競うステージ。たくさんの来場者が見守る中、それぞれが工夫を凝らした素晴らしい演奏を披露しました。

入賞者の紹介

各入賞者のみなさんおめでとうございます!

≪前列・左から≫
百済梓紗さん、長濱司さん、金子勇人さん

≪後列・左から≫
田口顕秀さん、古川達也さん、藤岡奈央さん、池田皓一さん

入賞者のコメントを読む

部門 賞名 氏名(地区) 演奏曲
小学生部門 最優秀賞 百済 梓紗(中国・四国) パリのアメリカ人
優秀賞 田口 顕秀(京滋・北陸) バレエ音楽「スパルタクス」より 舞曲とバッカナール
中高生部門 最優秀賞 長濱 司(北海道) 寄港地より “ヴァレンシア”
優秀賞 古川 達也(東京) 交響曲第9番「新世界」より第4楽章
一般部門 最優秀賞 金子 勇人(関東・信越) 交響組曲「シェヘラザード」より
優秀賞 藤岡 奈央(東京) Fascinating Rhythm
審査員特別賞 池田 皓一(神静) My Favorite Things

※敬称略

審査員

■審査員紹介
左から
<審査員長>
千住 明さん
(作曲家)
山下 康介さん
(作編曲家)
佐々木 昭雄さん
(作・編曲家/オルガニスト)
橘 ゆりさん
(オルガニスト)
刀祢 雅広
(ローランド株式会社 取締役)

■審査員長 千住 明さんのコメント(講評より)
去年から審査員長として皆さんの演奏を聴いていますが、どの方もテクニックがあり、オルガニストは職人芸であるとつくづく感じました。ミュージック・アトリエは万能とも言っていいほど素晴らしい楽器で、いろいろな機能を使いたくなります。でも、その万能なオルガンを使って自分だけの音楽を作り上げることは、とてもアナログな作業です。オルガンの機能に振り回されないためには、「自分はこの楽器を使って何を表現したいのか」を常に忘れないようにすることが大切です。その答えを探し続けることが表現力を磨くことにも繋がります。これからもオルガンを通じて、音楽的な成長を目指してください。

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