第20回RMSオルガン・ミュージックフェスティバル全国大会レポート

入賞者コメント

最優秀賞

●小学生部門

百済 梓紗さん/中国・四国地区代表
【演奏曲】パリのアメリカ人(G.ガーシュウィン)

初めてこの「パリのアメリカ人」を聴いたとき、くるくる変化する曲の雰囲気から、初めて見るパリの風景をもの珍しく見ているアメリカ人の姿が思い浮かびました。中間部のワルツの静かな表現がとても難しかったです。本番ではとても緊張しましたが、自分もパリに来たアメリカ人になったつもりで、気持ちよく演奏することができたと思います。もともとジャズが大好きですが、今後はクラシックにも挑戦していきたいです。

●中高生部門

長濱 司さん/北海道地区代表
【演奏曲】寄港地より “ヴァレンシア”(J.イベール)

このフェスティバルに参加するようになって、好きな音楽や趣味のミュージカルのことを話せる友人がたくさんできました。今回演奏した曲は、明るく華やかなところに惹かれて選びました。雰囲気が次々と変わる色彩感にあふれた曲なので、それをきめ細かく表現できるよう頑張りました。本番では小さなミスがあって残念に思っていたのですが、思いがけず最優秀賞をいただけて、とても嬉しかったです。

●一般部門

金子 勇人さん/関東・信越地区代表
【演奏曲】交響組曲「シェヘラザード」より(N.リムスキー=コルサコフ)

全国大会に出場するのは3回目です。まさか自分が最優秀賞を受賞すると思っていなかったのでとても驚きました。「シェヘラザード」は中学生の頃から大好きだった曲なので、晴れの舞台でこの曲を演奏できるのがとても幸せでした。今回は自分で一からアレンジに挑戦しました。苦労してアレンジしたので賞がいただけて本当に感激です。とても思い出に残る大会となりました。また機会があればチャレンジしたいと思います。

優秀賞

●小学生部門

田口 顕秀さん/京滋・北陸地区代表
【演奏曲】バレエ音楽「スパルタクス」より 舞曲とバッカナール(A.ハチャトゥリアン)

オルガンを5歳から始めて、5年前から毎年このコンクールに出場しています。オルガンは2段の鍵盤や足鍵盤でいろいろな音が出せるのがとても楽しいです。ジャズを弾くのが好きですが、今回はクラシックの曲で全国大会に挑戦しました。演奏した「舞曲とバッカナール」はとても難しい曲なので、練習をたくさんしました。本番ではだんだんテンポが速くなってしまったことが反省点です。来年もまたチャレンジしたいと思います。

●中高生部門

古川 達也さん/東京地区代表
【演奏曲】交響曲第9番「新世界」より第4楽章(A.ドヴォルザーク)

小学校5年生のときからこのコンクールに参加してきて、5回目で初めて優秀賞をいただくことができました。来年は大学受験で出場できないので、今回はこれまでの集大成のつもりで臨みました。「新世界」は大好きな曲で、来年の分まで思いをこめて演奏しました。自分のやりたいことを表現でき、それが受賞という結果に結びついて本当に嬉しかったです。とても良い思い出になりました。

●一般部門

藤岡 奈央さん/東京地区代表
【演奏曲】Fascinating Rhythm(G.ガーシュウィン)

大学に入学して東京で一人暮らしを始めたり、リトアニアに一人旅をしたりと、今年は新しい経験をすることが増えました。そんな中大学受験前に1年間お休みしていたオルガンを地元・広島の先生の勧めで再開し、全国大会の直前は東京から毎週広島までレッスンに通いました。その甲斐あって優秀賞をいただくことができました。先生のご指導あっての受賞だと心から感謝しています。本当にありがとうございました。

審査員特別賞

●小学生部門

池田 皓一さん/一般部門 神静地区代表
【演奏曲】My Favorite Things(R.ロジャース)

「だれも聴いたことがないMy Favorite Things」を目標に、大胆なアレンジに挑戦しました。今年の初めぐらいから、先生と二人三脚で取り組みました。試行錯誤をくり返し、全国大会の直前まで調節していました。本番では多少心残りなところもありましたが、自分としては大きなチャレンジだったので、特別賞という思いがけない結果をいただけてとても嬉しかったです。最後までサポートしてくださった先生に感謝しています。

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