ニュースリリース
2014/06/10
ローランド(株)(社長:三木 純一 http://www.roland.co.jp/資本金:92億74百万円)は、会議室や教室、イベント会場のAVシステムに必要な機能を1台に集約し、子画面の合成や複数画面への拡大表示など映像演出も可能な「マルチフォーマット・マトリクス・スイッチャー『XSシリーズ』」を、2014年11月から発売します。
近年、学校や会議室、イベント会場などでは、プロジェクターや大型ディスプレイが多く導入され、2画面以上の同時使用もめずらしくありません。このような設備ではHDMIなどのデジタル接続はもちろん、旧来のアナログビデオからパソコン、そして最新の4K高画質まで、幅広い機器への対応を求められています。また、別途音声用のミキサーや、それらを操作するためのコントローラーが必要であり、設置場所が必要でコストも大きくなっています。
『XSシリーズ』は、これらの要求に1台で応える「オールインワン」のスイッチャーです。入力はアナログからデジタルまで様々な機器に対応する8系統を装備、行と列で配置された多色スイッチで直感的な操作が可能です。さらにピクチャ・イン・ピクチャなどの画面合成、複数ディスプレイへの拡大出力といった演出を実現する「ビデオ・プロセッサー」を装備。さらに音声ミキサーも内蔵し、それらをiPadで快適に遠隔操作できます。
『XSシリーズ』は、映像出力数が異なる3タイプから、用途に合わせてお選びいただけます。
品名/品番 | 価格 | 発売日 | 初年度販売台数 (国内・海外計) |
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マルチフォーマット・マトリクス・スイッチャー 4出力モデル『XS-84H』 3出力モデル『XS-83H』 2出力モデル『XS-82H』 |
希望小売価格未定 | 2014年11月予定 | 計3,000台 |
本体には、入力映像の解像度合わせを行う「スケーラー」や、映像合成のための「ビデオ・プロセッサー」、映像信号を遠い場所まで送る「伝送機」、音響を調整する「オーディオ・プロセッサー」、またそれらを制御する「コントローラー」など、映像や音声の設備に必要な機器を一台に集約しています。機器を組み合わせる手間や、接続にかかわるトラブルを低減し、設備全体のコストダウンを可能にします。
『XSシリーズ』は、様々な映像機器に対応した入力を8系統装備。非常に強力な「ビデオ・プロセッサー機能」により、複数の出力映像を合成したり、複数画面への拡大出力がおこなえるため、プレゼンテーションや授業、ライブ・イベントなどを効果的に演出します。出力映像の切り換えは、本体パネルに配置された行と列の「マトリクス・スイッチ」でシンプルにおこなえます。
『XSシリーズ』は、ローランドのオーディオ処理技術による高度な音声加工や調整が可能な、オーディオ・ミキサーを搭載。最大16系統の切替えやミックスができるほか、声を聴きやすくする「ハイパス・フィルター」、「4バンド・イコライザー」、雑音を除去する「ノイズゲート」、映像と音のズレを補正する「ディレイ」、マイクで話をした瞬間に、他の出力音量を下げる「ダッキング機能」など設備音響として役立つ機能が搭載されています。
『XSシリーズ』は 専用iPadアプリ「XS Remote」を使うことで無線での遠隔操作が可能になります。あらかじめ登録しておいた出力パターンの呼び出しや、映像の手動切替、音量調整を手元に置いたiPadから行えます。
「XS Remote」は、App Storeから無料でダウンロードしていただけます。(iPadと『XSシリーズ』本体を無線接続する場合は、別売のUSBアダプター「WNA1100-RL」が必要です。)
マルチフォーマット・マトリクス・ミキサー 『XSシリーズ』
●外形寸法: 481(幅)×334(奥行き)×88(高さ)mm ●質量: 5.3kg
※製品画像は、当社ホームページhttp://www.roland.co.jp/news/download.htmlよりダウンロードいただけます。
製品の詳細および主な仕様につきましては、専用ホームページでご確認ください。
XS-84H: http://www.roland.co.jp/products/jp/XS-84H/
XS-83H: http://www.roland.co.jp/products/jp/XS-83H/
XS-82H: http://www.roland.co.jp/products/jp/XS-82H/
ローランド株式会社 お客様相談センター TEL: 050-3101-2555
※ iPadは米国および他の国々で登録されたApple Incの商標です。App StoreはApple Incのサービスマークです。
※仕様およびデザインは改良のため予告なく変更することがあります。
※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。