ニュースリリース

2014/01/23

エレクトリック・ピアノのビンテージ・サウンドを最新技術で再現。音や鍵盤、デザインを一新したステージピアノ発売

 ローランド(株)(社長:三木 純一 http://www.roland.co.jp/資本金:92億74百万円)は、最新のサウンドや鍵盤を搭載し、デザインを一新した本格派のステージピアノ『RD-800』を、2014年1月25日(土)から発売します。

 ローランドのステージピアノ「RDシリーズ」は、第1号機「RD-1000」の発売から約30年間、世界中のトップ・ミュージシャンに愛されてきました。このたび発売する『RD-800』は、ステージピアノの要であるさまざまなタイプのピアノ音色を刷新し、高解像度のタッチ検出が可能な最新鍵盤を搭載。特に、人気の高いビンテージ・タイプのエレクトリック・ピアノ音色では、ノイズや物理音まで詳細に再現し、こだわりのサウンドを実現しました。また、つまみひとつで音質や音像など音色ごとに最適な効果を得られる、新しい機能「トーン・カラー」を搭載。デザインも、シンプルながらステージ栄えのする上品なフォルムへ一新。プロからアマチュアまで、ステージ演奏に最適なモデルです。

特長

  • 新タイプのグランドピアノやアップライト・ピアノ音色搭載、ビンテージ・タイプのエレクトリック・ピアノ音色を刷新
  • 打鍵検出の精度を高め、高解像度のタッチを検出して繊細な表現が可能なローランド最高峰の新鍵盤を搭載
  • 音質や音像など音色ごとに最適な効果を得られる「トーン・カラー機能」を搭載。また、さまざまな音の調整が直感的に行えるよう、多くのつまみやスライダーを配置し、ステージ用として最適な操作性を実現
品名/品番 価格 発売日 初年度販売台数 (国内・海外 計)
デジタル・ピアノ『RD-800 オープン価格 2014年1月25日 5000台

主な特長

▼プロのステージ用に設計された最新のサウンド

●音抜けの良いグランドピアノ音色、さまざまなジャンルで活躍するアップライト・ピアノ音色

『RD-800』には、当社独自のSuperNATURALピアノ音源を搭載。無段階の音色変化や鍵盤ひとつひとつの鳴りや響きの違いを再現します。また音色は、5つのアコースティック・ピアノ・タイプを元に34のバリエーションを用意。今回新たに、当社のフラッグシップ・モデル「V-PIANO GRAND」のノウハウを投入し、バンド演奏の中で抜けの良い「Concert Grand」音色や、独特の低音域と短めの減衰をも再現してロック、ジャズ、フュージョンなどさまざまな音楽ジャンルで活躍する「Upright Piano」音色を搭載しました。

これらのアコースティック・ピアノ音色は、「ピアノ・デザイナー」機能により、弦の共鳴、離鍵の速さで異なる余韻の変化、打鍵時のハンマー音など、緻密に調節可能。新機能の「88鍵ボイシング」で、88の鍵盤すべてを1鍵ごとに音程/音量/音質調整でき、ステージ環境や演奏スタイルにあわせてカスタマイズすることができます。

●刷新されたエレクトリック・ピアノ音色

1960年代、70年代、80年代を代表する、ビンテージ・タイプのエレクトリック・ピアノ音色を、当社のSuperNATURAL技術で再現。従来の「RDシリーズ」にはなかった強力なエレピ・サウンドで、ステージ演奏を存分にお楽しみいただけます。5つのエレクトリック・ピアノ・タイプを元に56のバリエーションをご用意。定番音色である「Tine E.Piano」は、エレクトリック・ピアノ独特の押鍵、離鍵時のメカニカルなノイズなどさまざまな内部の物理音まで制御することで、より生々しい音を実現します。また『RD-800』では、最終的な出音を演出するこだわりのトレモロ/アンプ・シミュレーターを搭載。エレクトリック・ピアノに最適化されたアンプ・シュミレーターは、ドライブつまみを動かした際に音量や音質が極端に変化しないよう設計されており、エレピ・サウンドに最適な歪み(ひずみ)が得られます。

●即戦力となるキーボード・サウンド

アコースティック・ピアノ音色やエレクトリック・ピアノ音色のほか、『RD-800』には即戦力となる多彩なサウンドが搭載されています。SuperNATURAL仕様のクラビネット音色、トーンホイール・オルガン音色、さまざまなビンテージ・キーボードサウンド、さらにはシンセサイザー音色など、合計1000以上の音色を使って、幅広い音楽ジャンルの演奏が可能です。

▼ステージに合わせた音色を簡単に作り出せる新機能「トーン・カラー」

新たに搭載された「トーン・カラー」機能では、ステレオ感や、ある音から別の音へ滑らかに変化させる音のモーフィングなど、各音色カテゴリーに最適なパラメーターが割り当てられており、ステージ上でもつまみひとつで演奏する音色を調節することができます。例えば、アコースティック・ピアノ音色「Concert Grand」では、ピアノ・ソロの演奏などに最適で広がりのあるステレオ・サウンドと、バンド・アンサンブルで埋もれにくく存在感のあるモノラル・サウンドとの間を「トーン・カラー」のつまみでシームレスに音場感を変化させることができます。また、エレクトリック・ピアノ音色「Tine E.Piano」では、異なる時代や状態の音色をシームレスに変化させることができるので、それぞれの特長を併せ持つサウンドを作ることができます。さらに、「トーン・カラー」機能をペダルに割り当てることで、両手のふさがった演奏中でもフレーズに応じた音色のコントロールが可能となり、演奏の幅がより広がります。

▼高解像度の打鍵検出で、表現力豊かなタッチを実現する最新鍵盤

『RD-800』に搭載されたローランド最高峰の新鍵盤「PHA-4コンサート鍵盤(エスケープメント付き)」は、表現力豊かなSuperNATURALサウンドを最大限に活かせるよう最新のタッチ検出技術を採用。打鍵検出の精度を従来に比べ100倍以上に高めた高精細センサー採用の新鍵盤により、プレーヤーのイメージする微妙なニュアンスやコントロールを忠実に再現します。また鍵盤の材質にもこだわり、アコースティック・ピアノをイメージさせる象牙と黒檀のような感触を実現。吸湿性にも優れ、心地良い演奏感をもたらします。

▼ステージでの使用に最適な直感的な操作性

『RD-800』では、即座に音づくりできるつまみやスライダーを数多く搭載し、ライブ・ステージでの操作性を大幅に向上させました。また、膨大な数のサウンドから好みの音色をワンタッチで呼び出す「TONEボタン」、そのボタンの操作で最大4つの音色を重ねることができるレイヤー、複数の音色を鍵域で分けて演奏するスプリットのほか、各音色の音量バランスを瞬時に調節できるスライダー、カスタマイズされた音色を設定ごと呼び出せる「LIVE SETボタン」など、ライブ・ステージで大いに活躍します。

▼ステージ上で映えるシンプルで存在感のあるデザイン

『RD-800』は、定番モデルであるRDシリーズらしさを継承しながらも、サイドパネルの無い一体型のデザインを採用。曲線を活かし、シンプルで上品なフォルムを実現しました。また、視認性の高い大型カラー液晶(320×240ドット)や、ノブの周囲が光るパネルなど、機能性に富んだデザインは、暗いステージ上での操作に威力を発揮します。

製品写真

●外形寸法: 1,400(幅)×367(奥行)×138(高さ)mm
●質量: 21.7kg

※製品画像は、当社ホームページhttp://www.roland.co.jp/news/download.htmlよりダウンロードいただけます。

詳細および主な仕様

※製品の詳細につきましては、ローランド・ホームページhttp://www.roland.co.jp/products/jp/RD-800/ でご確認ください。

この資料に関するお問い合わせ先

ローランド株式会社 お客様相談センター TEL: 050-3101-2555

※仕様およびデザインは改良のため予告なく変更することがあります。
※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

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