教室開設と生徒募集

講師資格を取得したら、資格を活かす第一歩として、小規模でも構いませんので、まず自宅を教室とする個人教室を開設しましょう。講師活動はここから始まります。“教える”ことは、知識や理屈だけではうまくいきません。教えることの具体的な経験を、少しずつ積み重ねていきましょう。たとえ生徒さんがたった一人だったとしても、あせらずに一生懸命レッスンをしていくことによって、少しずつ生徒さんを増やしていくよう心がけましょう。

個人教室の開設にあたって準備するもの

教室を開設するといっても、特に大げさな準備がいるわけではありません。まず、次のような準備をしておくとよいでしょう。 また、所属店と入念に打ち合わせしながら、今後の講師活動について協力をお願いしておきましょう。

レッスン室・楽器の設置場所

レッスン室は、自宅の楽器が設置してあるところです。特に広い必要はありませんが、次の生徒さんが待機するスペースは確保しておきましょう。場所は、できるだけ湿気の少ない、風通しのよい部屋が理想です。また、直射日光が楽器に当たる配置は避け、振動の少ない平らな床面に、安定して設置されているか、確認しておきましょう。
個人教室開設にあたっては、どうしてもレッスン中の音が問題になる場合があります。後々の講師活動に支障のないように、近隣の住宅には誠意をもって、事前に説明し、了解を得ておくことも大切です。

教材・備品

これから生徒さんに指導していく範囲の教材は、一通り揃えておきましょう。入会して間もない生徒さんのためにも、必要とされる教材一式はあらかじめ多めに購入しておくと安心です。
新入会時に最低限必要な教材は「見本」も用意しておきましょう。「実際に教具に触れた」、「教材の内容を見た」、「先生の演奏を聴いた」ということがきっかけで入会決定に結びつくことも少なくありません。
小さい生徒さんのためには、オルガン用補助足鍵盤、ピアノ用補助ペダルなどを準備しておくとよいでしょう。

講師資格認定証

ローランド・ミュージック・スクールの講師であることの証明であり、生徒さんやその保護者の方々の安心感や信頼感にもつながります。額などに入れて適当な場所に掲出しておきましょう。

生徒募集に向けて

「あの音楽教室は、ステキな先生がよいレッスンをしてくれる」という評判(口コミ)によって生徒が集まるようになれば理想ですが、教室開設時や、新たに音楽のレッスンを始める人が増える新年から春にかけては、特にいろいろな方法での生徒募集が必要になります。
個人教室では、教室の経営者である講師自身が、場合によってはご家族の方の協力を得て生徒の募集に積極的に取り組んでいくことが大切です。
ローランド・ミュージック・スクールでは、RET’S会員特典として、生徒募集に活用していただけるツールやサービスをご用意しています。

プレート看板の貸与

ローランド・ミュージック・スクールのロゴ入り定型看板をご用意しています。ご入会時に貸与のご希望の有無を確認します。
教室の“顔”になる大切なものですので、入口など、外から目立つところに掲出しておきましょう。講師資格認定証と同じく、看板が出ていることが、ローランドから認定された教室であることの証明にもなり、生徒さんや保護者の方々からの信頼も得られます。
また、看板によるアピールが、新しい生徒さんの入会のきっかけとなることもあります。

生徒募集チラシの作成

ローランド・ミュージック・スクールでは、ご希望の方にオリジナルの自宅教室チラシ(A4カラー、募集チラシ刷り込みのモノクロ部分を印刷、1セット2,000枚)の制作・販売を行なっています。
刷り込み部分に、開設コース、教室の場所を示す地図や電話番号、講師自身のメッセージを記載することができますし、上にはローランド・ミュージック・スクールの広告が入っていますので、チラシを見る方に安心感をもっていただける仕様です。
地域密着型のPRツールとして、ぜひご活用ください。

生徒募集チラシの作成

ローランド・ミュージック・スクールウェブサイト
「教室検索」登録

ローランド・ミュージック・スクールでは新規生徒募集のために「教室検索システム」を公開しており、ご希望があった個人教室を「教室検索」コンテンツに掲載しています。ウェブサイトやブログを運営していない個人教室でも、ローランド公式サイト内で教室をPRできます。
これから個人教室を開設する方、生徒募集を強化したい方は、ぜひご登録ください。
申請用紙PDFを印刷し、2枚めの掲載規約をよくお読みの上、必要事項を記入してください。申請用紙は所属店へご提出ください。

スクールウェブサイト「教室検索」掲載申請用紙PDF

無料ホームページサービスなどを利用して、音楽教室のウェブサイトやブログを作成してみるのも良いでしょう。ローランド・ミュージック・スクールの認定講師であること、教室の所在地や連絡先、開講科目・月謝については簡潔・明瞭に掲載しましょう。
さらに、閲覧者に安心感や興味を持ってもらえるよう、楽器設備や日々のレッスン内容、発表会などのイベントの様子をこまめに掲載することもお勧めです。

受け入れ体制について

チラシ配布やウェブサイトへの掲載、口コミの依頼など、教室開設に向けて行動を起こしたら、お問い合わせや見学・体験レッスンに対して適切な対応が取れるように準備しておきましょう。

  • 問い合わせに対しては、良い印象を持ってもらえるように心がけましょう。まず「習ってみたい」という意欲を起こさせることが大切です。
  • しっかりとした対応ができるよう、ローランド・ミュージック・スクールの資料(総合パンフレット等)でしっかりと知識を蓄えておきましょう。
  • 教室を訪ねてこられた際は、第一印象を大切にして、にこやかに自信を持ってハキハキした態度で接し、信用を得られるように心がけましょう。
  • 実際に子どもや保護者の前で楽器を演奏したり、デジタルピアノやオルガンの“デモ演奏”を聴かせてあげることも効果的でしょう。
  • 音楽教室のシステムについて説明ができるよう、入会案内やその他の資料、教材も準備しておきましょう。ホーム教室教具セットの「積み木」などは、子どもに実際に触れさせることができるので効果的です。
  • 毎日の練習、上達のために楽器が必要なことも、さりげなく伝えましょう。