オルガン・ミュージックフェスティバル2016 ファイナル[ソロ] 入賞者コメント

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●小学生部門

岩井 春奈さん/中国四国代表
【演奏曲】The Lady Is A Tramp

2年前、初めてファイナルに出たときのステキな舞台に感激して、もう一度出たいと夢見ていました。メロディーを大切に歌うため、歌詞を作って歌いながら弾き、フレーズや息継ぎなどに特に気をつけて練習しました。ステージではとても緊張していてあっという間だったけれど、演奏の後、先生が「バッチリだったよ!」と言ってくれました!入賞できたことはビックリしました。私にピッタリな曲を選んで、たくさん教えてくれた先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

●中高生部門

高井 花菜さん/東日本代表
【演奏曲】スカボロー・フェア

演奏した『スカボロー・フェア』は、アコースティックギターの音色をメインにしたアレンジで、タッチでの弾き分けに苦戦しましたが、若い頃にクラシックギターを弾いていた祖父にもアドバイスをもらいながら練習しました。会場には、中学や転校前の高校の友だちや恩師、音楽仲間が駆けつけてくれ、今の学校のクラスメイトもたくさんの応援メッセージをくれて、感謝の気持ちを込めて1音1音大切に弾くことができました。最優秀賞に選ばれた瞬間は、「これは夢?」とすぐには信じられませんでしたが、じわじわと実感が湧いてきて、とても嬉しかったです。将来は学校の先生になって、たくさんの子どもたちに音楽の楽しさや、すばらしさを伝えたいです。

●一般部門

古川 達也さん/東日本代表
【演奏曲】交響詩「わが祖国」より モルダウ

『交響詩「わが祖国」より モルダウ』は、小さな源流から始まり、次第に雄大になっていく河の流れを描いた楽曲です。情景がコロコロと変わっていくので、移り変わりのつなぎを意識して演奏しました。本番は、少しでも多くの人に感動を届けられるように心を込めようと臨み、悔いの残らない演奏ができたと思います。長い間目標にしていたファイナルの最優秀賞をいただくことができて、とても嬉しかったですし、小さい頃から応援し続けてくれた家族や先生方、友だち、スタッフの方からもお祝いの言葉をかけてもらえました。今後はピアノ、オルガン、オーケストラで担当しているファゴットを極めるとともに、コンピューター・ミュージックにも挑戦したいです。

優秀賞

●小学生部門

佐藤 愛栞さん/神静代表
【演奏曲】オータム リーヴス

ファイナル出場は、小学校生活最後の挑戦でした。昨年のファイナルで、審査員の先生方が話されたことを頭に入れて精一杯臨みました。練習では1音1音に魂を込めて、ゆったりした雰囲気のところもタンゴのリズムを忘れずに弾くことなどに気をつけました。本番では、「私はこの曲が大好きなんだ」という思いを会場の皆さんに届けられたかなと思います。優秀賞は思ってもみなかったので本当に驚きましたが、最高にうれしい気持ちでした!応援してくれた周りの方々からも、「小学生最後の大会で今までやり続けてきたことが認められて良かったね」、と言ってもらえました。来年から中学生になりますが、まだまだオルガンにチャレンジしていきたいです。

●中高生部門

西口 綾乃さん/近畿代表
【演奏曲】That's All

家では出せない大きな音で、ホールの響きを楽しんで演奏したいと思っていました。練習では、オルガンのカッコ良さを表現すること、エクスプレッションペダルの使い方を工夫すること、クライマックスにかけて盛り上げることなどに気をつけ、出だしは落ち着いて、音の切り方や伸ばし方を意識して楽器らしく弾くことを心がけました。本番では「この曲らしい、華やかで楽しい感じを伝えたい、オルガントーンを自由に弾きたい」と思い、練習通り弾けましたし、まるで音が自分に跳ね返ってくるようで楽しく演奏できました。どの出場者の皆さんも本当にすばらしい演奏で、そんな中で賞をいただけることはとてもありがたいことです。本当にうれしいです!

●一般部門

三宅 紀子さん/近畿代表
【演奏曲】Cherokee

ファイナルのステージで演奏できることが嬉しくて、とても楽しみにしていました。緊張感のある中でも、自分の音を楽しめるようにしたいと練習を重ねた期間は、言葉では言い表わせない表現力、気持ちのコントロールなど、音楽を作り出すうえで大事なことと向き合う良い機会にもなりました。講師仲間の先生方から、生徒さんのメッセージアルバムをいただいたりと、たくさんの応援が力になり、演奏後はスッキリとした気持ちで悔いはありませんでした。結果発表で名前を呼ばれたときには、驚きと喜びが一気に湧き上がりました。会場に応援に来てくれた先生方も自分のことのように喜んでくださり、涙、涙で。たくさんの「おめでとう」の言葉をいただき、幸せな日になりました。

審査員特別賞

●小学生部門

小泉 樹さん/京滋北陸代表
【演奏曲】The Young Person's Guide to the Orchestra

演奏曲の『The Young Person's Guide to the Orchestra(青少年のための管弦楽入門)』は、初めて聴いたときはよくわからなかったけれど、何回も弾くうちに大好きな曲になりました。先生からは「曲が後半に入る手前で“間”を作りなさい」とアドバイスをいただき、自分なりの間を表現できるよう練習を重ねました。本番は、「自分が大好きなこの曲の良さを1人でも多くの人に伝えることができたら」という気持ちで演奏しました。前半に少しミスをしてしまいましたが、特に気に入っている後半の壮大な場面にってからはすっかり忘れて気持ちよく弾いて終わることができました。入賞は、「うわぁ! まさか!!」という驚きの気持ちでいっぱいでした。最近ピアノも習い始めたので、これからはオルガンとの違いを楽しみたいです。

●小学生部門

中村 芽生さん/京滋北陸代表
【演奏曲】火の鳥

今回演奏した『火の鳥』は、ロシアの古い民話を題材したバレエ音楽です。自分なりの『火の鳥』に仕上げようと、練習中はさまざまな録音を聴いたり、楽曲の背景を調べたほか、自分の演奏を毎日録音して聴き返しました。長い期間、曲に取り組み仕上がっていくうれしさと、それを舞台で表現できる喜びは、普段の生活ではなかなか経験できないので、1回1回を大切に演奏したいという思いで本番に臨みました。100点満点ではないけれど、今までのステージの中では一番納得のいく演奏ができたと思います。入賞することができて、たくさんの方に「おめでとう」と言っていただけて、本当に嬉しかったです。今後もさまざまなジャンルの曲に挑戦していきたいです。

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