第15回RMSオルガン・ミュージックフェスティバル全国大会レポート

全国の代表30名がすばらしいオルガン演奏を披露

2005年10月23日、NHK大阪ホールにて、第15回オルガン・ミュージックフェスティバル全国大会が行われました。
全国3,700名の応募者の中から、楽器店・センター大会、そして地区大会を突破した30名の皆さん(全国10地区より小学生・中高生・一般の3部門各1名選出)が、大勢の観衆が見守る中、ファイナルの大舞台に上がりました。

入賞者の紹介

各入賞者のみなさんおめでとうございます!

≪前列・最優秀賞受賞者≫
左から、 西澤 美佳さん、長濱 司さん、中嶋 美生さん

≪後列・優秀賞受賞者≫
左から、 三好 優奈さん、藤岡 奈央さん、渡辺 敦子さん

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部門 賞名 氏名(地区) 演奏曲
小学生部門 最優秀賞 西澤 美佳(関東・信越) Tico Tico
優秀賞 三好 優奈(中国・四国) ハリー・ポッターのテーマ
中高生部門 最優秀賞 長濱 司(北海道) キャンディード序曲
優秀賞 藤岡 奈央(中国・四国) 'S Wonderful
一般部門 最優秀賞 中嶋 美生(京滋・北陸) THE CONTINENTAL
優秀賞 渡辺 敦子(神静) 火祭りの踊り

※敬称略

ゲスト演奏~アコーディオン奏者パトリック・ヌジェさん~

審査結果を待つ間には、世界的に活躍するアコーディオン奏者パトリック・ヌジェさんの演奏が行われました。
ローランドの“VアコーディオンFR-7”で披露されたのは、「ラ・セーヌ・サモア」。ヌジェさんのリーダーアルバムにも収録されているナンバーです。「ヴィ・ヴィオロンス」「マイ・ウェイ」では、アコーディオンとともに甘い歌声も加わり、会場はさらに盛り上がりをみせました。
また、ヌジェさんは日本在住歴が長く日本語が堪能。フランス語と英語では「マイ・ウェイ」の歌詞の内容が違うことを日本語で紹介するなど、ウィットに富んだトークで会場をなごませてくれました。

■審査員
左から
<審査員長>
服部 隆之さん
(作曲家)
佐々木 昭雄さん
(作・編曲家/オルガニスト)
橘 ゆりさん
(オルガニスト)
青柳 誠さん
(ピアニスト/アレンジャー)
だん 克義
(ローランド株式会社取締役社長)

■審査員長講評/服部 隆之さん(作曲家)
これだけレベルが高いと審査をするのも楽しかったですね。演奏技術だけでなく、リアリティを大切にし、そしてメロディーを活かすような音色を作っているといった細かな工夫も随所に感じられました。そういう意味では、オルガン音楽はもちろん、オーケストラを生で聴いたり、CDを聴くなど、日頃からさまざまな音に触れる努力をした人が受賞されたのだと思います。小学生部門の皆さんは一生懸命頑張って取り組んでいる様子が見てとれて、将来が非常に楽しみになりました。

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