第3回ファンタスティック・ピアノコンクール決勝大会レポート

全国から集まった代表40名の華々しいファイナルステージ!

演奏者の様子

2005年3月12日(土)、第3回ファンタスティック・ピアノコンクール決勝大会が東京・第一生命ホールで行われました。
全国各地で予選を勝ち抜いてきた総勢40名(小学生部門14名、中高生部門13名、一般部門13名)が大勢の観客の見守るステージに登場。決勝大会恒例となったオーケストラとのアンサンブルで、ピアノ演奏を披露しました。

入賞者の紹介

入賞者の紹介

各入賞者のみなさんおめでとうございます!

≪前列・最優秀賞受賞者≫
左から、 山崎 聖奈さん、中桐 望さん、平山 聖子さん、平 京子さん

≪後列・優秀賞受賞者≫
左から、 田中 実穂さん、中野 貴文さん、林 辰樹さん、三島 朋子さん、森 由佳里さん

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■小学生・中高生・一般部門

部門 賞名 氏名(地区) 演奏曲
小学生部門 最優秀賞 山崎 聖奈(北陸) かわいいアイシャ
優秀賞 田中 実穂(京滋) お江戸日本橋
中高生部門 最優秀賞
<グランプリ>
中桐 望(中国・四国B) 世界は日の出を待っている
優秀賞 林 辰樹(中国・四国A) ボヘミアン・ラプソディー
審査員特別賞 中野 貴文(東海) パガニーニの主題による狂詩曲
一般部門 最優秀賞 平山 聖子(関東) マウンテン・ダンス
優秀賞 三島 朋子(中国・四国B) ピアノ協奏曲「宿命」

■デジタルピアノ部門

賞名 氏名(地区) 演奏曲
最優秀賞 平 京子(京滋) Cat's Dance
優秀賞 森 由佳里(東海) Fantasia ?for Nausicaa?

※敬称略

2年目を迎えた「デジタルピアノ部門」受賞者が特別出演

2年目を迎えた「デジタルピアノ部門」受賞者が特別出演

開設2年目を迎える「デジタルピアノ部門」では、デジタルピアノの魅力を活かした身近で新しいスタイルを追求。決勝大会には、1月の本審査で最優秀賞・優秀賞を受賞した2名が特別出演し、デジタルピアノの多彩な音色や演奏機能を活かした受賞曲をステージで披露してくれました。

ゲスト演奏~加羽沢 美濃さんが聴衆を魅了するステージを披露~

ゲスト演奏~加羽沢 美濃さんが聴衆を魅了するステージを披露~

審査員による選考が行われている間、ステージにはコンポーザー・ピアニストの加羽沢 美濃さんが登場し、今春発売の新製品「デジタルグランドピアノRG- 7」で演奏を披露してくれました。「星に願いを」、「アベ・マリア」をソロで、そして加羽沢さんのオリジナル曲「港の見える街」、「アネモネ」をローランドのシンセサイザー、電子ドラムとのアンサンブルで演奏。美しく幻想的な調べで観客を魅了しました。

審査員

■審査員

左から

<審査員長>

前田 憲男さん
(作・編曲家/ジャズピアニスト)

服部 隆之さん
(作曲家)
田代 ユリさん
(ピアニスト/オルガニスト/作・編曲家)
高橋 多佳子さん
(ピアニスト)
だん 克義
(ローランド株式会社取締役社長)

審査員長講評/前田 憲男さん

■審査員長講評/前田 憲男さん(作・編曲家/ジャズピアニスト)
今年の大会は、例年に比べて大変おもしろかった。特に小学生部門のレベルが著しく上がり、この調子が持続することを考えると将来が楽しみです。オーケストラの前でピアノを弾く楽しみが浸透しつつあるこの決勝大会ですが、本大会は来年以降にも期待がもてるものとなりました。ポピュラー・ピアノは、楽譜通りに弾くよりも、少しずつでいいから自分のアイデアを注ぎ込み、オリジナリティーある演奏の工夫をすることが大切です。これを心がけて、個性的な演奏にどんどん挑戦してほしいですね。

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