●アニー・ローリー／スコットランド民謡
日本でも古くから親しまれている、郷愁を誘うスコットランド民謡です。スコットランドの広い草原を思い浮かべながら、ゆったりと演奏しましょう。【B】、【D】の各1～2小節目と3～4小節目は同じメロディーですが、伴奏の響きの違いを感じてください。右手と左手の受け渡しをよく練習してスムーズに弾けるようになったら、強弱の変化をつけていきましょう。

●FLASH／映画「ちはやふる」主題歌
【A】は、Perfumeらしい不思議感あふれる雰囲気を、同音連打のリズムが乱れないように気をつけながら静かに表現をしてみてください。【B】の4小節前からは、左手のバッキングでどんどん盛り上げます。【B】からは歯切れ良く演奏しましょう。

●始まりの唄／不動産会社のCM曲
新しい生活に踏み出す少し不安で切ない感じを出すように弾いてください。【C】の手前でリズム型が変わりますが、あわてずに元気良く、明るく弾きましょう。右手で下鍵盤を弾く部分は、素早く移動してあわてないようにしましょう。本体内蔵リズムと合わせる場合は4分の2拍子に変わるところでリズムを止めます。

●PLAYBACK
2015年に発売されたダンサブルな夏のナンバーです。テンポが速く、同音連打がたくさん出てきます。さらにベースパターンも難しめですが、力を抜いてリズムに乗って演奏しましょう。鍵盤の移動は、コーラスのかけ合いをイメージしながらスムーズに行ないます。【C】のサビは、『PLAYBACK！PLAYBACK！』と歌っているようにしっかり盛り上げて弾いてください。

●みかんの花咲く丘
長く歌い継がれている日本の手遊び歌です。もともとは8分の6拍子の曲です。大きなフレーズを感じて弾きましょう。3拍目にアクセントが付かないよう気をつけてください。【A】、【B】ともに、右手の指使いを工夫してスムーズに弾けるよう、よく練習しましょう。

●74億分の1の君へ／鉄道会社のCM曲
明るくポップな雰囲気を大切に演奏してください。シンコペーションのフレーズは、原曲やミュージックデータをよく聴いて覚えると弾きやすくなります。【C】はフォルテで演奏しますが、リピード後の【C】は、メゾフォルテにして曲に変化を付けましょう。

●もっと／ドラマ「ダメな私に恋してください」（TBS系）主題歌
冒頭の【A】は、ピアノソロのつもりで感情を込めて弾きましょう。原曲やミュージックデータのリズムパートをよく聴いて、2小節で1つのまとまりを感じてください。メロディーに同音連打が多く、リズムが難しいですが、跳ねすぎないように軽やかなタッチで弾きましょう。

●愛を止めないで／ドラマ「OUR HOUSE」（フジテレビ系）主題歌
1979年初盤発売のシングルです。【A】、【E】の1～4小節目は左手がメロディーになります。右手とのバランスに注意しつつ、柔らかい表情で弾きましょう。【C】はコーラス・ハーモニーのイメージです。アタックをしっかり付けて力強いタッチで、かつ一番上の旋律が浮き上がるように表現できると良いでしょう。

●花束を君に／連続テレビ小説「とと姉ちゃん」（NHK）主題歌
【A】のような左手は、ベースラインが途切れないようにペダルをうまく使いましょう。また、上声の和音が大きくなり過ぎないように注意します。【D】、【G】の16分音符のバウンスは、原曲をよく聴いてノリをつかみましょう。【G】から【H】にかけては、曲調の変化を自然な流れで表現できると良いでしょう。