ピアノ・ミュージックフェスティバル2014 ファイナル

音楽の高みに向けて…37名がスペシャル・オーケストラとの共演に挑む

2015年3月14日(土)、東京・第一生命ホール(東京都中央区)で、「ローランド・ピアノ・ミュージックフェスティバル2014 ファイナル」が開催されました。
春を感じさせる暖かさとなった当日、全国各地区の本選から選ばれた小学生部門13名、中高生部門12名、一般部門12名が集結。おなじみとなったローランドピアノ・デジタル「V-Piano Grand」とスペシャル・オーケストラ(指揮:栗田博文氏)がステージにスタンバイし、ファイナリストを出迎えました。
小学生部門は笑顔でオーケストラとのアンサンブルを楽しむ様子が印象的で、審査員特別賞が2名選出されるなど素晴らしい出来栄え。中高生部門は勉強や部活との両立を乗り越え、コツコツと練習を積み重ねた成果を発揮。一般部門はテクニックと表現力を駆使して思い思いの演奏を披露し、大いに会場を盛り上げました。

ファイナリスト紹介

小学生部門13名、中高生部門12名、一般部門12名の皆さんが出場されました。

ファイナリスト

入賞者の紹介

部門 賞名 氏名(地区) 演奏曲
小学生部門 最優秀賞 西口 綾乃(近畿) Beautiful Dreamer
優秀賞 政木 千優(神静) 生まれてはじめて
中高生部門 最優秀賞 牧野 瑠佳(東京) イングリッシュマン・イン・ニューヨーク
優秀賞 角 想子(近畿) 歌劇「ローエングリン」より 第3幕への前奏曲
一般部門 最優秀賞 原田 愛(中国四国B) アフリカ
優秀賞 古川 達也(東京) アディオス・ノニーノ
審査員特別賞 村上 岬(小学生・北海道) Beautiful Dreamer
藤田 さくら(小学生・関東信越) バレエ組曲「くるみ割り人形」メドレー
渡邊 亜紀子(一般・中国四国A) ノリーンズ・ノクターン

(敬称略)

入賞者のコメントを読む

審査員

■審査員紹介
[審査員長]渡辺 俊幸氏(作編曲家)
山下 康介氏(作編曲家)
小原 孝氏(ピアニスト)
高橋 多佳子氏(ピアニスト)
富田 高宏(ローランド株式会社 上席執行役員)

■審査員長 渡辺俊幸さんのコメント(講評より)
予選、本選を乗り越えて来られた皆さんだけあって、審査は甲乙の付けがたいものでした。ファイナルの醍醐味でもある「アンサンブルの中でピアノを演奏すること」は、なかなか難しいことであったと思います。オーケストラと合わせる中でいかに良い演奏をするか、そのポイントとして、審査員のピアニストの先生方からは“タッチ”と“脱力”が挙げられました。
私からのアドバイスとしては、自分が演奏したものを自分で客観的に聞き直して見つめ直す機会を作り、「もっと良くなるところはないだろうか」と探すことが大切です。ローランドのデジタルピアノの録音機能を活用するのも良いですね。また、さまざまな巨匠の素晴らしい演奏を聴き、感性や解釈の違いを発見したり、インスピレーションを受けることで、さらに音楽の高みに向かっていってほしいと願っています。

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