ニュースリリース
2012/11/12
ローランド(株)(社長:田中英一 http://www.roland.co.jp/ 資本金:92億74百万円)は、民生用のハイビジョンカメラやパソコンなどの映像信号を接続し、切り替えや合成ができる映像切替機(以下、ビデオ・スイッチャー)『V-40HD』を、2012年12月下旬より発売します。
近年、民生用ビデオカメラはハイビジョンに対応し、高画質化や低価格化が進行、さらに画質を損なうことなくデジタル接続できる「HDMI端子」が標準で搭載されています。今回発売する『V-40HD』は、この「HDMI端子」で接続が可能なビデオ・スイッチャーです。『V-40HD』と民生用のビデオカメラやテレビ、パソコンなどを組み合わせることで、学校の放送室からテレビ・スタジオ、コンサートにおける大画面映像演出のシステムまで、高画質かつローコストに構築できます。
品名/品番 | 価格 | 発売日 | 初年度販売台数 (国内・海外 計) |
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マルチフォーマット・ビデオ・スイッチャー 『V-40HD』 |
税込価格388,500円 (商品価格370,000円) |
2012年12月下旬 | 2,500台 |
入力端子は、民生用ハイビジョン・ビデオカメラに搭載されている「HDMI」、パソコンの映像出力「RGB」、従来のビデオ機器に搭載されていた「コンポジット」の3種類を4系統の各チャンネルに搭載。これら合計12本の映像を自由に切り替え可能です。
出力も「HDMI」「RGB」「コンポジット」を3系統、合計6出力を装備し、さまざまな機器に対応します。
入力、出力共に「HDMI端子」を装備。ビデオカメラやテレビなど、民生用のハイビジョン対応機器をデジタル接続で利用できます。高画質化の進む民生機器でシステムを構成することで、テレビ・スタジオや学校放送室などを高いコストパフォーマンスで実現します。
また、『V-40HD』のHDMI端子は著作権保護技術のHDCPに対応。ブルーレイ・ディスクやゲーム機、タブレットPCからの著作権保護された映像素材でも切り替え/合成できます(※)。
※これらの素材を『V-40HD』で切り替えた出力には、HDCPを利用して、不正コピー防止のための暗号化が施されます。
『V-40HD』は、さまざまな映像機器を接続し、混在して使用できる「マルチフォーマット」対応です。地上デジタル放送に代表される16:9ワイド映像と、アナログビデオの4:3映像、PC映像といった異なる種類の映像を調整し、切替/合成可能です。
入力できる映像は、最大でフルハイビジョン(1080/60p、WUXGA)と、地上デジタルTV放送を超えるクオリティの映像に対応します。
『V-40HD』では、映像の合成も可能です。
ピクチャー・イン・ピクチャー | ダウン・ストリーム・キー(DSK) |
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![]() 2つ目の映像を、小画面として合成して表示します。 カメラ映像と資料映像を同時に見せたいときなどに効果的です。 |
![]() 字幕(テロップ)を映像に合成できます。
パワーポイントなどパソコン上のソフトウェアで作成した字幕を合成することも可能です。 |
『V-40HD』は音声の入力端子を装備。HDMI端子から出力することができます。
従来のビデオ・スイッチャーでは、映像と音声を1本のHDMI信号で処理する場合、別システムが必要でしたが、『V-40HD』は、一台で可能。学校の放送室など、映像と音声の両方を使うシステムのコストダウンに貢献します。
『V-40HD』は静音化のため、冷却ファンの無い設計をしています。たとえば、クラシック音楽のコンサートなど、静けさが求められる現場でも、安心してご使用いただけます。
●外形寸法:317(幅)× 266(奥行)× 108(高さ)mm ●重量: 3.4kg(ACアダプターを除く)
※イメージ画像は、製品画像ダウンロードページよりダウンロードいただけます。
製品の詳細および主な仕様につきましては、専用ホームページでご確認ください。
V-40HD: http://www.roland.co.jp/products/jp/V-40HD/
ローランド株式会社 お客様相談センター TEL: 050-3101-2555
※仕様およびデザインは改良のため予告なく変更することがあります。
※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です