品名/品番 |
発売日 |
初年度販売予定数 |
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2003年3月20日 |
500台 |
ローランド株式会社(社長: http://www.roland.co.jp/
資本金:92億74百万円)は、重厚なオルガン・サウンドを豪華な木製キャビネットで包んだ本格的な2段鍵盤の「コンボ・オルガン VK-88」を発売いたします。
VK-88は、豊かな表現力と伝統的なオルガン・サウンドを完全復刻したモデルとして、多くのプロ・オルガン・プレイヤーから高い評価を得ているコンボ・オルガンVK-8(2002年2月21日発売)の2段鍵盤モデルです。
往年のジャズやロック・ミュージックのオルガン・プレーヤーのほとんどが愛用したコンボ・オルガンは、トーンホイールという独特の発音機構を備えており、つねにコンビで使われた文字どおりスピーカーが回転するロータリー・スピーカーのサウンドとともに、いまでもその音色は多くの音楽愛好家に愛されています。ローランドのコンボ・オルガンVKシリーズではそのオルガン・サウンドを忠実に再現するため、オルガン部に採用されたバーチャル・トーンホイールによる特有の発音を、オルガンのノイズまでも含めて忠実に再現。マニアックなオルガン・ファンにも満足いただける臨場感あふれる音色を再現しています。VK-88は、VKシリーズのオルガン・サウンドの核になる部分をそのまま継承するとともに、さらに充実の機能を装備した最高峰モデルです。
VK-88は、アンプ部には当社独自のCOSMテクノロジーによるアンプ・シミュレーターを搭載。本格的なロータリー・スピーカーのサウンドを含め、オルガンの再生では定番とされている4種類のアンプのタイプを専用ボタンで即座に選び、好みのサウンドに素早く調整することができます。加えて、真空管アンプの歪みや、スピーカー・キャビネットの箱鳴り感を生々しく再現するキャビネット・シミュレーターなど、オルガン部からアンプ部に至るまで、先進のデジタル技術を投入しています。また、鍵盤もオルガンの奏法に最適な形状のウォーターフォール鍵盤を採用。サウンド、演奏性、弾き心地まで徹底的にこだわったVK-88は、往年のさまざまなオルガン・サウンドを一台で完全に再現し、あらゆるスタイルのオルガン・プレイに対応することができる、本格的な2段鍵盤コンボ・オルガンです。
■ バーチャル・トーンホイール搭載
最新鋭のデジタル・テクノロジーでオルガンの発音の仕組みをパーツ単位で徹底分析したバーチャル・トーンホイールを搭載。実物のトーンホイール同様に、全鍵ポリフォニック、高速発音を実現。通常の演奏におけるレスポンスの高さはもちろん、オルガン奏法には欠かせないグリッサンド演奏でも、完全ポリフォニックで音切れを気にすることなく演奏することができます。
■ キー・クリック・ノイズ、リーケージ・ノイズを再現
マニアックなオルガン・ファンがこだわる押鍵時のキー・クリック・ノイズは、細かく音量の設定ができます。さらに、実物のオルガンで押鍵に関係なくホイールから漏れた信号によるリーケージ・ノイズも忠実に再現。加えて、連打時や急激に離鍵した時に発する二度鳴りまで、細部までもオルガン・サウンドを再現しています。
■ アンプ・シミュレーター搭載
一般のキーボード・アンプ、モニター・アンプでも本格的なロータリーサウンドが得られるアンプ・シミュレーターは、回転するホーンの音響特性を再現。4種類のアンプの音色切り替えや、真空管の電気的な特性による独特な歪みを得るオーバードライブ、スピーカーの箱鳴りまでリアルに再現することができるキャビネットシミュレーター、さらに自然な残響と音場感が得られるリバーブ。オルガン音の忠実な再現に、アンプやスピーカーの音色に至るまで一連のこだわりは、膨大なデータ解析とヒアリングにより完成したローランド独自のCOSMテクノロジーにより支えられています。
■ 本格的なオルガン演奏を実現する61鍵×2段鍵盤
オルガン専用に設計された61鍵ウォーターフォール鍵盤を2段搭載。なでるだけでも鋭敏に反応する鍵盤は、連打時や急激に離鍵したときの2度鳴りも余すことなく再現します。さらに、25鍵ペダル・キーボードPK-25(別売)を接続すれば、アッパー/ロワー/ペダルの3段鍵盤のオルガン・プレイを実現します。
キャビネットには使い込むほどに味わいを深める天然木を活かしたデザインを採用。スタンドKS-88(別売)とオルガン・ベンチBNC-88(別売)もキャビネットと同じく天然木を活かしてVK-88専用に新開発しました。さまざまなこれらのオプションにいたるまで、オルガンファンのこだわりに応えます。
■ 最高峰モデルにふさわしい充実の機能を装備
オルガンの音づくり/音色コントロールには欠かせないハーモニック・バーは、アッパー/ロワーに各9本、ペダル・パートに2本、そして新規搭載のオーケストラ・トーン専用に2本を装備しています。アッパー/ロワー各パートにそれぞれ8音色ずつ搭載したオーケストラ・トーンは、オルガン・サウンドと同時使用しても遜色のない、高品質な音色を厳選して採用しました。オルガン・サウンドを組み合わせて活用すれば、演奏表現の幅を大きく広げることができます。
また、エクスプレッション・ペダルを利用してオルガン・プレイの新しい可能性を拓くアクティブ・エクスプレッション機能も搭載。浅くペダルを操作している時にはオルガンだけの音量をコントロールでき、ペダルをグッと深く踏み込んだ時には急激にオーケストラ・トーンを加えられる機能です。音量と音色変化が同時に演出できるため、フォルテを強調したい演奏などで効果を発揮します。
製品情報:VK-88

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