品名/品番 |
発売日 |
初年度販売予定数 |
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2003年1月29日 |
5,000台 |
ローランド株式会社(社長: http://www.roland.co.jp/
資本金:92億74百万円)は、高度なオーディオ・フレーズ編集を可能にするハードウェア・プロセッサーと、コントロール・ソフトウェアのパッケージ「VariOS(バリオス)」を発売いたします。
音の3要素でもあるオーディオ・フレーズのピッチ(音程)、タイム(テンポ)、フォルマント(音色)を独立してコントロールできるローランド独自の技術VariPhrase(バリフレーズ)は、音楽制作に革新的な変化をもたらしました。このVariPhrase技術を音楽制作のために使いやすくパッケージしたのがVariOSです。
VariOSは、1Uラック・サイズのハードウェア・プロセッサー“VariOS”と、USBを経由してパソコンからVariOSをコントロールする“V-Producer
for VariOS”ソフトウェアから構成され、オーディオ・フレーズを自由に編集。例えば、録音したボーカルのテンポや演奏時間を変えても、音階や音色の変化もなく、音質が劣化することもありません。ボーカルをまったく別の音階にして、新しいメロディで演奏したり、女声ボーカルから男声ハーモニーにしたり、ドラム演奏などの音色を編集して、思いのままに新たなフィーリングの演奏を生み出すなども可能となります。
VariOSとパソコンを接続して、コントロール・ソフトウェアでファイルを開くだけで、自動的にオーディオ・データのエンコードと転送が行われるため、パソコンと“VariOS”を接続していることを意識させない操作性が実現。32Mバイトの内蔵フラッシュ・メモリーやPCカードにより、作成したデータをストックして、必要なときにいつでも活用できます。
VariOSでは、簡単なオペレーションでVariPhraseならではの自在なリアルタイム・オーディオ加工が行えるため、音楽プロデューサーやCMクリエイターからリミキサー、既存のDAW(Digital
Audio Workstation)ユーザーまで、幅広いクリエイター層に新たな音楽制作スタイルを提供します。
■ 高度な編集機能。パソコンの画面とマウス操作でスピーディに対応。
VariOSに転送されたオーディオのウェーブ・ファイルは、パソコン側の画面で波形表示が可能。トリミングや再エンコードなど、画面の波形を確認しながらマウスで素早い作業が行えます。エンコードが終了したサンプルは、バリ・トラック上に配置してソングに組み上げることができます。「フレーズ・スコープ画面」では、キーボード入力で部分的にメロディー・ラインを変更したり、MIDIキーボードを演奏してまったく新しいメロディー・ラインをつくったり、瞬時にハーモニーをつけるといったことも可能。VariPhraseならではのリアルタイム・オーディオ・コントロールでフレーズを自在に変化させることができます。
また、新たに追加された「グルーブ・スコープ画面」では、リズム・パターンの構成が手早く、しかも思いのままに行えます。自動スライス機能で切り出したサンプルを鍵盤上に割り当て、リズム・マシン感覚での編集が可能。各スライスの入れ換えはもちろん、個々のスライスに対して自由にピッチ/タイム/フォルマントなどを変化させることができるので、リズム・パターンの組み換えやフレーズの再構成などがクリエイティブに行えます。
■ 密接なパソコンとの連携
USBによりファイル・オープンの感覚で、パソコン上のオーディオ・ファイル(WAV/AIFF)を“VariOS”に転送可能。また、“V-Producer
for VariOS”で作成したソングをウェーブ・ファイルとして出力することもできるため、あたかも波形編集処理の一環のように“VariOS”を使用することができます。
■ 外部DAWソフトウェアとの同期再生も可能
“V-Producer for VariOS”で作成したソングは、オーディオ・ファイルとして出力可能。また、他のシーケンス/DAWソフトウェアで使用できるほか、MIDIクロックやMTCによる同期再生も可能です。
■ 多彩なマルチ・エフェクトを搭載
40種類のマルチ・エフェクト、リバーブ9種、コーラス8種の3系統のエフェクターを内蔵。また、いずれも専用グラフィック画面によってパラメーターを細かく設定可能です。
■ 充実の入出力端子を装備
アナログのメイン・アウトプット(L/MONO、R)、ダイレクト・アウトプット(L、R)、そしてオプティカル、コアキシャル両タイプのデジタル・オーディオ出力端子を装備しています。
※ ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
製品情報:VariOS

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