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このパッチは、V-Synthバージョン2.0の新機能、マルチ・ステップ・モジュレーターの働きがよくわかるよい例です。鍵盤を弾くと、COSMフィルターとオーバードライブ・モデリングを使ったワイルドなフィルター変化でいろいろな音色変化が楽しめます。
このパッチはオシレーターを1つだけ使って作られています。はじめに、オシレーターを「アナログ」に設定し、LA-SAWを選びます。ボトム・エンドをつけたすには、サブ・オシレーターを「-1 オクターブ」にして、インパクトを「2」まで上げましょう。これでパッチの音に厚みをつけることができます。
このパッチではレゾナンスを強化するため、COSM1にTB-303フィルターを使い、レゾナンスを最大に設定しています。もっと強くするには、COSM2にオーバードライブ/ディストーション・モデルを使い、ドライブ・タイプに「オーバードライブ」を設定します。ドライブとトーン・パラメーターも最大値に設定します。
このパッチで、動きがあるステップ・シーケンサーの音を使うには、パッチエディットのコモン画面にあるステップ・モジュレーターをオンにします。トラックAは、CSM1-PRM 1(TB-303フィルター・カットオフ)をモジュレートします。パネルのつまみを使って、おもしろい曲線を作って音を変えてみましょう。フィルターの変更を細かく切れのよい状態のままにするには、モジュレーター・タイプを「Smooth」ではなく「Step」にします。
パッチをもっと使いやすくするために、V-Synthのコントローラーをいろいろな機能にわりあててあります。たとえば、タイム・トリップ・パッドで指をドラッグすると、TB-303フィルターのカットオフとレゾナンス、あるいはオーバードライブのトーンをコントロールできます。Dビームはオシレーター・ピッチを変えるように設定され、ベンダー・レバーを上に動かすと、オシレーターのPulse Widthが変わるように工夫されています。 |
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このパッチはV-Synthバージョン2.0の、新しいPCM波形をもとに作られており、サイド・バンド・フィルターとデュアル・オシレーターを併用して、クールなリズム・サウンドを作り出します。
オシレーター1の画面を開き、「SLP-Motion」という波形を見つけて鳴らします。このウェーブはフレーズになっていて、V-Synthのタイム・トリップ機能にふさわしいものになっています。ハーモニックの音をつけ加えるために、オシレーター2には「DLP-Flexitek」というドラム・ループを使います。両方の波形が同期して正しく再生されるようにするために、VariPhrase、TimeTrip、Beat Keep、Loop、Tempo Syncのすべてをオンにしておきます。このとき、両方のオシレーターでの再生モードは「Retrigger」に設定されています。
この時点では、ドラム・ループははっきり聴きとることができます。ループ・サウンドではなく、もっとパルス・サウンドっぽい感じを出すために、COSMプロセッサー1でサイド・バンド・フィルター1を使います。設定は、HPFを「60」に、LPFを「64」に、LPFキー・フォローが「+100」。さらに低くするには、サイド・バンド・フィルターのオクターブ・パラメーターを「-1」に設定します。COSM2は4:1のレシオのリミッターとすることで出力が最大になっていますが、ほかの設定も自由に試してみてください。
タイム・トリップ・パッド上で指をドラッグするとV-Synthのタイム・トリップ機能を試せます。ループ再生(前方向と逆方向)をさせたり、任意の位置でループをフリーズさせることもできます。
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このパッチはローランドJV-2080のクラシックな音をエミュレートするものです。ここでは2つのオシレーターを使っています。1つはPCM波形を、もう1つは新しいJP-8000タイプのSuperSaw波形を元にしています。これでどのスタイルの音楽にもぴったりな、厚みがある、ゆらめくパッドを作りだせます。
最初のオシレーターの画面を開くと、「PAD-Nautilus」というPCM波形があります。これが、ゆらめくサウンドをパッチに与えるためのの要素です。バージョン2.0の新アナログ波形、SuperSawを使って厚みのあるパッドの基本部分を作っているオシレーター2を強調するために、OSC1のWave Gainを少し抑えます。SuperSawの追加パラメーターの設定も必要ですが、中でも一番重要なのは「デチューン」の値です。これでSuperSaw波形の厚みを調節できます。この場合の設定値は「+10」です。
COSMプロセッサーは両方とも「TVF」に設定されていますが、各オシレーターに専用のフィルターが用意され、それぞれを個別に調節することができます。Structure3を使うことの大きなメリットがここです。たとえば、JP-8000タイプの音の方は、ゆっくりとしたアタックがついたフィルター・エンベロープが設定されており、だんだんとスウィープ。一方PCM波形のフィルター・エンベロープは瞬時に変化します。また、COSM2のフィルター・カットオフは、マトリックス・コントロールのアフタータッチにアサインされ、キーを押し込むだけでフィルターを開くことができます。
両方のCOSMフィルターのカットオフとレゾナンスはタイム・トリップ・パッドにわりあてられているので、指を使って比例的にスウィープさせることができます。ベンダーのモジュレーション・コントロール(CC01)はオシレーター2のLFOのPulse Widthを変化させるよう、+33に設定されています。ベンダーを上に動かすと音が変わるのを確認できます。 |
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各オシレーターに独立したCOSMプロセッシングを施すためStructure Type 3を使った、別のタイプのパッド・サウンドです。両方のオシレーターを使い、ナイロン弦ギターとクワイアのサンプルを重ねた音を作ります。
オシレーター1には「AGT-Nylon」波形が使われています。これは、サンプリングされたナイロン・アコスティック・ギターです。これでパッチに打楽器のようなアタックがつけられていて、Wave Gainがオシレーター2よりも少し高く設定されています。オシレーター2に切りかえると、「CHR-AahChoir」というコーラスのサンプルがあります。Dビームの上で手を動かすとこの波形を変化させることができます。左のDビームで音のフォルマントをコントロールし、クワイアの音の特長を変えながら、右のDビームでTimeパラメーターを変えます。
サウンドのもう1つの重要な要素はMFXプロセッサーで、ここでは「Keyboard Multi」に設定されています。このマルチ・エフェクトには、フェーザーが含まれています。これで、LFOモジュレーションによる特長的なサウンドにします。デプスとレゾナンスを高めに設定して、エフェクトをよりはっきりとさせています。ディレイも、8分音符の短いタイムによってナイロン・ギター音にアルペジオのようなエフェクトをつけるのに使われています。
この音をコードそのままではなく、ばらばらのパターンで鳴すことで、ナイロン・ギターらしさを引き出せます。クワイアの音はサステインを作ります。 |
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このパッチでは新波形のJP-8000タイプのSuper Sawを使い、Ferry CorstenやTiestoなどのプロデューサー(すべてJP-8000ユーザー)が使う、人気のトランス・サウンドを作りだします。初期状態ではアルペジエーター・パターンが使われてますが、コードや手弾きのアルペジオで鳴らすときには、オフにしてもかまいません。
分厚いトランス・サウンドを作るには、両方のオシレーターに Super Sawを選びます。SuperSaw波形には、独自のデチューン・パラメーターがあり、波形の厚みを調節することができます。オシレーター1はデチューンの値が+16に、オシレーター2は+10になっています。オシレーター同士がお互いにフェーズ・アウトしないようにするため、2番目のオシレーターのファイン・チューニング・パラメーターを+35に設定し、全体の音に厚みを加えます。
フィルターにはCOSM1を使い、オリジナルのJP-8000と同じように、両方のオシレーターをローパスTVF(オクターブごとに-24 dBのスロープ)に通します。これでとてもなめらかなフィルター・レスポンスが得られます。COSM PRM 1つまみを調節して、フィルターのスロープを確認してみましょう。フィルターを下げると音が暗くなり、低いサステイン・レベルと比較的短いディケイにセットされたTVFエンベロープによって、短いディケイとなります。この効果を聴くには、TVFエンベロープ・デプスを+50に設定します。好みに合わせて変えてみましょう。
音をすぐに鳴らせるように、アルペジエーター・パターンも用意されています。パターンを見るには、パッチ・コモンのエディット画面を開き、Arpeggioタブを選んでパターン・エディット画面に入ると、プログラムの様子が確認できます。Motifが「フレーズ」に設定されていることで、録音しながらパターンを鳴らすことができます。Durationパラメーターを調節して、音のゲート・タイムを変えてみましょう。値を短くすると、スタッカートのような感じをつくることができます。
パフォーマンス用のコントロール設定も施されています。タイム・トリップ・パッドで指をドラッグすると、フィルター・カットオフを下げて切れのよい音にできます。さらにDビームに手をかざせば、テープ・ディレイのフィードバックを上げ、クールなパフォーマンス効果を出せます。また、フィルターをアフタータッチでコントロールでき、鍵盤を押し込むことでカットオフ周波数が下がります。 |
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このパッチではV-Synthバージョン2.0の新モデリング波形、X-Modオシレーターを紹介しています。この機能はハードで、デジタルっぽい音を作るのに適しています。新機能のステップ・モジュレーターも音にダイナミックなスゥィーピング効果をつけるのに使われています。
オシレーター1をアナログ・タイプにして、波形に「X-Mod-Osc」を選びます。この波形はパッチに、その特長であるシャープでメタリックなサウンドを作る、たくさんの倍音を与えます。クロス・モジュレーションを使うには、2番目のオシレーターを設定する必要があります。この場合は、基本的なSAW波形が使われていますが、他のものをつかってもかまいません。わかりやすいクロス・モジュレーションを作るポイントは、2番目のオシレーターのピッチを最初のモジューレーターと変えてみることです。このパッチでは「-24」(2オクターブ下)の値に設定して、より“ざっくり”したサウンドを得ています。
COSMプロセッサーはそれぞれコム・フィルターとレゾネーターに設定されており、つまみを調節するだけでいろいろな音のバリエーションを作リ出せます。このパッチでは、ステップ・モジュレーターを使ってレゾネーターの「サイズ」パラメーターを変え、パッチにスゥィーピング効果をつけます。ステップ・モジュレーターのページを開き、トラックBを見て値がどのように入力されているのかを確認してみてください。このパッチには、ステップがついたサウンドではなく、スゥィーピング・フィルター・サウンドが必要なので、モジュレーターのタイプが「Smooth」に設定されています。練習としてトラックAに、自分なりのステップ・モジュレーター・パターンを作ってみましょう。
クロス・モジュレーションがかかっているのを確認するには、Dビームの上で手を振りながら音を鳴らします。Beamに手を近づけるほど、クロス・モジュレーション効果が強くなります。 |
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この音では、アナログ波形にV-Synthバージョン2.0の新機能、フィードバック・オシレーターを重ねて、70年代の有名なベース・サウンドを再現しています。メロディー再生のために、アルペジエーター・パターンが使われます。
基本のベース音を作るのに、最初のオシレーターを矩形波に設定し、サブ・オシレーターを「-1」の値に設定します。Impactは、「4」またはそれ以下にします。ここで聞こえる独特の倍音は新しいフィードバック・オシレーター(オシレーター2)によるものです。ハーモニクスのLFOデプスを「+25」に、フィードバックを「+10」に設定することで、LFOと同期してハーモニクスが上下にスウィーピングするのを確認できます。
フィルタリングはCOSM1プロセッサーにより、ダイナミック・ローパスTVFが-12dB/オクターブのスロープでかかっています。レゾナンス設定は比較的高く「84」です。これにより分厚いフィルターがかかったサウンドを作ることができます。またCOSM1 P1つまみでダイナミックに調節することが可能です。このパッチはベース音なので、TVFエンベロープには、エンベロープ・デプス・パラメーター(設定「35」)で少し強調された、短いディケイになっています。
ステップ・モジュレーターは、フィルター・カットオフを変え、音に少し動きをつけるのに使います。その様子はステップ・モジュレーター画面のトラックBで確認できます。
エフェクトには、テープ・エコー・シミュレーターが使われ、Dビームの上で手を振ると、ディレイのかかりかたを変えることができます。コーラスはデプス「85」で、サウンドを広げるのに使われています。また、タイム・トリップ・パッドでフィルター・カットオフとレゾナンスを変え、ベンダーを上に動かしてフィルター・エンベロープのディケイを変えることもできます。 |