オルガン・ミュージックフェスティバル2015 ファイナル[ソロ]

オルガン音楽の魅力にあふれた個性的な演奏を披露

2015年10月24日(土)、大阪・いずみホール(大阪市中央区)で、「ローランド・オルガン・ミュージックフェスティバル2015 ファイナル」が開催されました。全国各地で行なわれた予選、本選から選出された総勢39名のファイナリストが、晴れの舞台に臆することなく、堂々とローランド・オルガン ミュージック・アトリエを演奏。さまざまなジャンルの音楽を通じてオルガンの魅力を聴衆へ伝えました。

ファイナリスト紹介

小学生/中高生/一般部門31名、フレンドリー部門特別演奏8名の皆さんが出場されました。

ファイナリスト

入賞者

部門 賞名 氏名(地区) 演奏曲
小学生部門 最優秀賞 原田 澪(東日本) THE CAT
優秀賞 菱川 侑萌(中国四国) 交響詩 魔法使いの弟子
審査員特別賞 小泉 樹(京滋北陸) アリランと赤とんぼ
林 夢真(京滋北陸) High Maintenance
中高生部門 最優秀賞 関戸 映璃(東海) I Got Rhythm
優秀賞 西口 綾乃(近畿) Emily
一般部門 最優秀賞 村瀬 みのり(神静) TARKUS
優秀賞 月森 彩芽(近畿) 交響組曲「寄港地」よりバレンシア

※敬称略

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審査員

■審査員紹介
右から
<審査員長>千住 明さん(作曲家)
佐々木 昭雄さん(作編曲家/オルガニスト)
橘 ゆりさん(作編曲家/オルガニスト)
富田 高宏(ローランド株式会社 RJSカンパニー営業企画部長)

■審査員長 千住 明さんのコメント(講評より)
回を重ねるごとに皆さんの演奏はどんどん個性豊かになっていて、その成長に驚かされます。今大会で特に良いと感じたのは、全体的にとてもシンプルになってきていることです。しかし、シンプルになればなるほど、どういうバランスで何を弾くかということがとても重要で、難しさも増します。そこで皆さんにもっと考えていただきたいのが、「音楽を作る」ということです。自分の個性に合う、弾きたいと思う音楽を探して何度も聴き込み、好きになってください。そして、好きな音楽で自分は何を表現したいのかを考え、シンプルに研ぎすましたうえで必要なところにバランス良く魂を入れていく、という次のステップに進んでいってほしいと思います。音楽ジャンルに関わらず、自分が一番表現したいと思えたものに巡り会えた人達の演奏は、ひとつひとつの音がとても丁寧に弾かれていて、聴いている側に伝わってくるものがあります。皆さんには、テクニックを超えたところを目指し、“自分の音楽”を見つけてまたトライしていただきたいと思います。

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