第19回RMSオルガン・ミュージックフェスティバル全国大会レポート

入賞者コメント

最優秀賞

●小学生部門

稲葉 天音さん/京滋・北陸地区代表
【演奏曲】Sing Sang Sung(G.グッドウィン)

全国大会で演奏した「Sing Sang Sung」は、ジャズが好きなお母さんがアレンジしてくれました。お母さんから「自分がバンドマスターになったつもりで弾くように」とアドバイスを受けましたが、いざステージに出ると最初は緊張して頭の中が真っ白でした。後半は落ち着いて弾けたので、自分としては自己ベストが出せたと思います。最優秀賞は信じられない思いですが、小学校生活最後の良い思い出になりました。

●中高生部門

植松 由梨さん/神静地区代表
【演奏曲】死の舞踏(F.リスト)

「死の舞踏」は、原曲のピアノならではのパッセージやスケールの大きな音楽性の表現が難しかったです。最優秀賞は全く予想していなかったので、とても驚きましたが、高校生活最後の良い記念になってよかったです。私はクラシックバレエを13年続けているのですが、バレエコースのある音大に進学が決まったので、これからも大好きなバレエと音楽を通じて、言葉のない世界での表現力を磨いていきたいです。

●一般部門

高崎 大輔さん/近畿地区代表
【演奏曲】バレエ組曲「火の鳥」より 魔王カスチェイの凶悪な踊り~終曲(I.ストラヴィンスキー)

最優秀賞は予測していなかったのでとても嬉しいです。この曲は、ストラヴィンスキーらしいかっこよさが命なので、メロディーとオーケストレーションをどのようにアレンジするかいろいろ考えました。全国大会に出場するのは3回目ですが、今回が一番落ち着いて演奏できたと思います。友人がたくさん応援に来てくれたのも嬉しかったですね。これからも人を惹きつけ、幸せにできるような演奏を目指して頑張っていきたいと思います。

優秀賞

●小学生部門

坂井 京子さん/近畿地区代表
【演奏曲】Somewhere(L.バーンスタイン)

優秀賞を受賞できると思わなかったので、とても嬉しかったです。「Somewhere」は先生に選んでいただいた曲です。最初から最後まで静かな感じの曲なので、まとめるのに苦労しました。途中で二声になるところが難しかったですが、そこの雰囲気が一番好きなので頑張って演奏しました。本番は自分でも100点満点の演奏ができたので、先生にお礼を言いたいです。今は最近できるようになった縄跳びの三重跳びを思いっきりしたいです。

●中高生部門

長濱 司さん/北海道地区代表
【演奏曲】三角帽子より「終幕の踊り」(M.デ・ファリャ)

「三角帽子より『終幕の踊り』」は、高度なテクニックが必要なうえに、テンポや拍子、強弱が目まぐるしく変わるので、これまで経験したことがない苦労があり、曲全体の雰囲気をつかむまでが大変でした。また、原曲がオーケストラの曲なので、音が厚くなるところや表現が大きくなるところをどう聴かせるかにも工夫を凝らしました。本番では、バレエの曲らしい華やかさが伝わるように演奏できてよかったと思います。

●一般部門

山根 未帆さん/京滋・北陸地区代表
【演奏曲】Invierno Porteno(A.ピアソラ)

今回初めてタンゴに挑戦しました。原曲の「Invierno Porteno」とは「冬の港町」という意味で、自分の好きなメロディーや情景を伝えたいと思いながら演奏しました。ステージでは緊張しましたが、ここで演奏したことでますますタンゴが好きになりました。本番での演奏は自分では70点くらいだと思っていたので、優秀賞をいただけて本当に嬉しいです。いろいろ相談にのっていただいた先生にも感謝の言葉を伝えたいです。

審査員特別賞

●小学生部門

百済 梓紗さん/小学生部門 中国・四国地区代表
【演奏曲】Anything Goes(C.ポーター)

ピアノを3歳頃から習っていましたが、先生がレッスンで弾いてくれたオルガンが楽しそうだったので、小3の時からオルガンを本格的に始めました。オルガンは両手両足を使う上に、いろいろな音が出せるので面白いです。今回演奏した「Anything Goes」はとても楽しいミュージカルの曲です。特にタップのリズムのところが大好きで、弾いていていつも体が動き出しそうになります。本番では緊張せずに弾けました。先生がほめてくださったのでそれだけでも嬉しかったのですが、審査員特別賞までいただけるなんて信じられませんでした。これからも最優秀賞を目指して、もっと頑張っていきたいです。

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