全国から5,000名もの皆さんが参加した第1回 ファンタスティック・ピアノコンクール。その決勝大会が3月21日、東京・文京シビックホールにて開催され、各地区から選出された40名(ジュニア部門14名、シニア部門・グランプリ部門各13名)による熱い演奏が繰り広げられました。
出場者のピアノ演奏と、バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスによるストリングス、ドラム(V-Drums)、ベースや木管・金管楽器、ティンパニなど多彩な音色を奏でるシンセサイザー(Fantom、RS-9)とのアンサンブルという決勝大会にふさわしい華やかなステージに、観客の皆さんの目と耳はクギ付け。
出場者の演奏終了後には、特別審査員葉加瀬太郎氏の講評、ゲストプレーヤーのラファエル・フォン・ブライドン氏による演奏が披露され、出場者・観客ともに楽しめるコンクールとなりました。
部門 | 賞名 | 氏名(地区) | 演奏曲 |
---|---|---|---|
ジュニア部門 | 最優秀賞 | 川岡 広実(中国四国A) | 飾りのついた四輪馬車 |
優秀賞 | 加藤 聖也(北海道) | エンター・ティナー | |
シニア部門 | 最優秀賞 <グランプリ> |
横田 あさみ(九州) | アラビアのロレンス |
優秀賞 | 森 晴香(北海道) | サー・デューク | |
グランプリ部門 | 最優秀賞 | 中村 いづみ(関西A) | ホワッツ・ニュー |
優秀賞 | 徳永 悦代(東京B) | ブラジル |
※敬称略
特別審査員の葉加瀬 太郎さんの紹介でステージに登場した新鋭のピアニスト、ラファエル・フォン・ブライドンさん。 観客の歓声に迎えられ、日本語で挨拶をした後、ローランドピアノ・デジタル(KR-17M)を使用し、ファーストアルバム「Black & White」から、『革命のエチュード』(F.ショパン)をピアノソロで、『ピアノ協奏曲第3番』(S. ラフマニノフ)と『愛の夢』(F.リスト)をミュージックデータに合わせ、オリジナルのアレンジで演奏されました。観客は幻想的な雰囲気に包まれ大興奮。演奏が終わると、すばらしい演奏に盛大な拍手が贈られました。
■審査員
左から
<特別審査員>
葉加瀬 太郎さん(アーティスト)
<審査員長>
前田 憲男さん
(作・編曲家/ジャズピアニスト)
北爪 道夫さん
(作曲家)
田代 ユリさん
(ピアニスト/オルガニスト/作・編曲家)
斎藤 雅広さん
(ピアニスト)
飯村 泰弘
(ローランド株式会社)
小縣摩 裕美さん