電子楽器生産の主力拠点
マレーシアの新工場本格稼働

ローランド（株）（社長：三木 純一 http://www.roland.co.jp/）は、当社電子楽器生産の主力拠点となるマレーシア工場を、2015年7月27日（月）から本格稼働させましたのでお知らせします。

• マレーシア新工場
• 電子ピアノ生産の様子

当社は、中期経営計画の製造に関する構造改革の一環として、2014年11月マレーシアの首都クアラルンプールに隣接するセランゴール州の工業団地に、当社100%子会社の「Roland Manufacturing Malaysia Sdn. Bhd.（ローランド・マニュファクチュアリング・マレーシア）」を設立し、このたび新工場を本格稼働させました。新工場では、電子ピアノやギター・アンプの生産から開始し、今後、電子ドラムやシンセサイザーなど、生産品目を順次増やしていきます。従業員は、60人体制でスタートし、生産品目拡大に伴い数百人規模に拡大する予定です。

マレーシアは、東南アジア諸国の中でも、質の高い電子部品を現地で調達できる環境が整っています。また、政治的に比較的安定しており、英語でのコミュニケーションが可能なため、スムーズな運営を見込むことができます。当社は、このマレーシア新工場により、生産リードタイムを3分の１まで短縮できることを見込んでおり、その他材料コストや完成品在庫の大幅削減により、コスト競争力の強化を図ります。また、新工場設立に合わせ、現在アジアで製造し日本経由で発送している製品をマレーシアへ集約し、全世界に完成品を配送する物流拠点として機能させていきます。

• 所在地

  Bandar Sultan Sleiman, Taiwanese Industrial Park, 42000 Port Klang, Selangor Darul Ehsan, Malaysia

• 設立

  2014年11月

• 延べ床面積

  10,000平方メートル

• 事業内容

  当社電子楽器の組み立て、製造

• 生産能力

  電子ピアノ8,000台／月、ギター・アンプ10,000台／月

• 従業員数

  60名 （2015年7月現在）