ニュースリリース

2010年6月10日

ライブ会場やホール、会議室などに最適な32ch入力の省スペース・ミキサー ライブ・ミキシング・コンソール「M-300」発売 配線を含めたフル・デジタル化で伝送ノイズをなくし、さらに低価格も実現

 ローランド(株) (社長:田中 英一 http://www.roland.co.jp/ 資本金:92億74百万円)は、上位機種の優れた音質や機能をコンパクトなボディに凝縮し、省スペースで使用できるライブ・ミキシング・コンソール『M-300』を、7月上旬から発売します。

 当社が既に発売している、48ch入力のライブ・ミキシング・コンソール「M-400」「M-380」は、オール・イン・ワン設計、高品位なデジタル音声伝送技術を装備するミキサーとして、ライブやイベント会場の音響設備、放送局などのさまざまな現場で導入されています。新製品『M-300』では、現場からの要望にお応えし、スペースの限られた現場でも導入できるよう軽量/コンパクトを追及。また価格も、低価格モデルの従来機種「M-380」から、約25万円のコストダウンを実現しました。

 『M-300』は、従来機種「M-380」より約30%以上の軽量化・コンパクト化をはかったボディに32チャンネルのミキシング機能を搭載。ローランド独自のデジタル音声伝送技術「REAC(リアック)」*を装備した入出力ユニット「Digital Snake(デジタル・スネーク)」をLANケーブルで直接接続でき、ステージからミキサーまでの長距離配線をデジタル化。ノイズの混入や伝送による音質の劣化がなく、みずみずしい音質の音響システムを実現します。豊富なラインアップのREAC端子を装備する機器により、入出力の追加やマルチ・トラック・レコーディングなど様々な機能拡張に対応できます。

 全音声入力と出力には、音質の調整に必要な基本的なエフェクトを標準装備。さらに、レコーディング・スタジオで定評のある当社のアナログ・コーラス「SDD-320」をソフトウェア化したエフェクトなど、優れた音声効果を付加する11種類のエフェクトを搭載し、表現力豊かなミックスが可能です。また、USBメモリー・レコーダーも内蔵しているので、本体やUSBメモリーにミキサーの設定を保存/再現できます。ミキシングに必要な周辺機能を一体化し、省スペースで高度なミキシング処理を一台で行える『M-300』は、ライブ、テレビ中継、ホールといった音響設備など、音響のプロフェッショナルに最適なデジタル・ミキサーです。

REAC* …REAC(リアック):Roland Ethernet Audio Communication。当社が独自開発したイーサネットによるデジタル音声伝送技術です。伝送クオリティの高さ、安全性、設営のシンプル化、コスト削減を実現し、従来の音声伝送システムを大幅に改善しました。既に世界各地のイベントやコンサート会場に導入されています。

品名・品番: ライブ・ミキシング・コンソール M-300

定価: 472,500円(税込) / 初年度販売予定数(国内・海外計): 10,000台

製品のポイント

  1. 「REAC」を搭載した上位機種の優れた音質や機能をコンパクトなボディに凝縮し、省スペースで使用できる32ch入力のライブ・ミキシング・コンソール
  2. ミキシングに必要なエフェクトや、USBメモリー・レコーダーなどの機能を一体化したオール・イン・ワン設計
  3. 「REAC」により、入出力の増設やモニタリング、レコーディング・システムを構築できる高い拡張性

基本システム図

さまざまなアプリケーションに対応するベーシック・システム。入出力ユニットには2台の「S-1608」を使用。
32ch入力に対応し、メインとモニター用に合計16チャンネルを出力します。

基本システム図

M-300

●外形寸法: 470(W)×483(D)×195(H)mm ●質量:9.8kg

製品画像は、製品画像ダウンロードページよりダウンロードいただけます。

詳細および主な仕様

詳細および主な仕様につきましては、専用ホームページでご確認ください。

http://www.roland.co.jp/products/jp/M-300/

この資料に関するお問い合わせ先

ローランド株式会社 お客様相談センター
TEL: 050-3101-2555

※製品の仕様およびデザインは改良のため予告なく変更することがあります。
※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

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