ニュースリリース

2009年9月11日

音響設備や中継車などスペースの限られた現場で活躍する48ch入力のラックマウント・ミキサー ミキシング・コンソール「M-380」発売 機器の配線・ミキシングを完全デジタル化して、ピュアな音質、簡単ハイスピードな会場設置

 ローランド(株) (社長:田中 英一 http://www.roland.co.jp/ 資本金:92億74百万円)は、上位機種の性能や機能をそのままラックマウント・サイズに凝縮し、価格も抑えたミキシング・コンソール『M-380』を10月下旬から発売します。

 当社が2007年11月より発売を開始したライブ・ミキシング・コンソール「M-400」は、フル・デジタル環境を実現するオール・イン・ワン・ミキサーとして、コンサートやイベント、設備音響など、数多くの現場で導入が進んでいます。同時に現場からは、少人数での使用やスペースの限られた設備にも対応できる、コンパクトでラックマウント*1 の可能な可搬タイプへの要望がありました。

M-380 新製品『M-380』は、ラックマウント・サイズとコンパクトながら48ch入力/18バス/8マトリックス/58ch出力という「M-400」同様のハイスペックを実現。ローランド独自のLAN技術「REAC(リアック)」*2 を使ったデジタル音声伝送方式を標準装備し、ステージ・ユニット「Digital Snake(デジタル・スネーク)」と組み合わせることで、ステージ上の音を即時にデジタル化、『M-380』へと伝送します。ステージからミキサーまでの配線は、LANケーブル一本で各機器を接続するだけと、非常にシンプル。また、音響特性を即座に表示する「リアルタイム・アナライザー」を装備しているので、音場を調整する31バンド・グラフィック・イコライザーを同時に表示し、快適で速やかな音響調整が可能です。
 さらにレコーディング・スタジオで定評のある当社のデジタル・ディレイ「SDE-3000」やデジタル・リバーブ「SRV-2000」などをソフトウェア化した充実のエフェクト群やUSBメモリーレコーダーを内蔵。外部機器の機能を内蔵することで、省スペース化と設定の一括保存、再現を実現します。外部PCからのリモート・コントロール、当社の音楽制作ソフトウェア「Cakewalk SONAR」へのマルチトラック・レコーディングといった先進の機能も上位機種からそのまま継承。ミキシングに関わる周辺機能も一体化したオール・イン・ワン設計で、高度なミキシング処理が『M-380』一台で行えます。

*1 …ラックマウント:音響機器専用棚への収納のこと。機器類それぞれの横幅はすべて同一寸法、縦は各機器が44mmの整数倍に統一され、ひとつの枠に収めることができます。

REAC*2 …REAC(リアック):Roland Ethernet Audio Communication。当社が独自開発したイーサネットによるデジタル・オーディオ伝送技術です。伝送クオリティの高さ、安全性、設営のシンプル化、コスト削減など、オーディオ伝送システムのすべてのファクターを革新しました。すでに世界各地のイベントやコンサート会場に導入され、画期的な成果を上げています。

品名/品番 価格 発売日 初年度販売予定数
(国内・海外含む)
ミキシング・コンソール
M-380
724,500円(税込) 2009年10月下旬 5,000台
M-380

製品画像は、製品画像ダウンロードページよりダウンロードいただけます。

詳細および主な仕様

詳細および主な仕様につきましては、専用ホームページでご確認ください。
http://www.roland.co.jp/products/jp/M-380/


この資料に関するお問い合わせ先

ローランド株式会社 お客様相談センター
TEL: 050-3101-2555

※製品の仕様およびデザインは改良のため予告なく変更することがあります。
※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

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