ニュースリリース

2008年8月6日

電子ピアノのキャビネット部材を調達しているインドネシアで植林を開始 植林木を将来電子ピアノのキャビネット部材として利用するとともに、環境植林を実施し、地球温暖化防止や地域貢献も行います。

 ローランド(株) (社長:田中 英一 http://www.roland.co.jp/ 資本金:92億74百万円)は、環境保全活動の一環として、当社が電子ピアノのキャビネットを輸入しているインドネシアにおいて、同国の林業公社プルムプルフタニ社と共同で、住友林業株式会社(社長:矢野 龍 http://sfc.jp/)の協力のもと、同国の林業公社が所有・管理する中部ジャワ州テラワ地区とスマラン地区の合計100ヘクタール(東京ドーム約20個分)の植林地に、伐採対象としない環境植林と木材生産を目的とした産業植林を行います。

 環境植林では、植林地が現地の農業用ダムの水源地帯に位置しているため、水源かん養効果が見込めるとともに、森林の成長過程での二酸化炭素(CO2)吸収などによる地球温暖化防止への貢献が期待できます。
 産業植林では、2012年以降、年間約1,640m³の木材生産が可能で、当社電子ピアノのキャビネット部材として利用する予定です。世界的に木材資源の枯渇が危惧される中、植林による木材調達は、重要な社会的責任の一つであると認識しております。

 なお、この植林により、約14万本の植林を実施する予定であり、向こう20年間で約1万tのCO2の吸収を見込んでいます。また、植林地で果樹、バイオ燃料植物、薬草等を同時栽培することにより、地元への農業支援を行うほか、地元の小学校にパソコン、教科書や文房具などの学用品の支援もおこなう予定です。

植林実施概要

(1) 環境植林(水源かん養および森林成長によるCO2吸収により、温暖化防止に貢献します)

場所: インドネシア中部ジャワ州テラワ地区の30ヘクタール
植樹の種類: ジャワ島内の在来樹種、マホガニー、チーク等の有用樹、カシューナッツ、マンゴー等の果樹等約3万本。ヒマシ等のバイオ燃料植物や薬草等
期間: 2008年1月〜2012年3月(5年間:植栽は2010年3月までに終了)

(2) 産業植林(将来の電子ピアノのキャビネット部材への利用を予定しています)

場所: インドネシア中部ジャワ州スマラン地区の70ヘクタール
植樹の種類: グメリナ等約11万本
期間: 2008年1月〜2015年3月(8年間:植栽は2009年3月までに終了し、2012年1月 より伐採。年間約1,640m³の木材生産が可能。)
以上

この資料に関するお問い合わせ先

ローランド株式会社 経営企画部 広報・IR室
〒431-1304 静岡県浜松市北区細江町中川2036-1 TEL: 053-523-3652/ FAX: 053-523-2901

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