2007年11月19日
ローランド株式会社
浜松市北区細江町中川2036-1
証券コード:7944
ローランド(株) (社長:田中 英一 http://www.roland.co.jp/ 資本金:92億74百万円)は、デジタル・クラシック・オルガンのブランド「ロジャース」の新製品として、省スペース型のクラシック・オルガンを2機種発売いたします。スタンダード・モデルの「538M」とナチュラルウッド仕上げに特別仕様の足鍵盤をセットしたハイグレード・モデルの「538W」です。発売日は「538M」が12月3日(月)、「538W」が11月22日(木)です。
品名/品番 | 商品価格 | 発売日 | 初年度販売予定数 (国内) |
ロジャース・クラシック・オルガン Classic Organ538W | \1,380,000 | 2007年11月22日 | 50台 |
ロジャース・クラシック・オルガン Classic Organ538M | \1,180,000 | 2007年12月3日 | 100台 |
デジタル・クラシック・オルガン『ロジャース・オルガン』は、クラシック・オルガンの名門ブランド「ロジャース」の伝統の技と、ローランドの先進技術により誕生しました。荘厳なパイプオルガンのサウンドは、全国のホテルや学校、世界各国の教会、音楽ホールで採用されています。
パイプオルガニストやキリスト教会の演奏者、そしてパイプオルガン愛好家等、自宅でパイプオルガンの演奏を楽しむ方も多くいらっしゃいます。従来の機種は日本の家庭向けとしては少し大きめだったため、このたび個人が自宅で使用するのに適したサイズのオルガンを開発いたしました。
設置時の寸法で横幅13%、奥行17%(当社比)の省スペース化を実現。機能面でもパイプ音色の選択肢を大幅に増加。また、調整機能を充実させていますので教会、ホール、ご家庭、それぞれの設置状況に合わせた音づくりが柔軟に行えます。コンパクトサイズながら60W×2のゆとりある出力で、ホールや教会での演奏にも対応します。従来機種並みの価格で、様々な機能追加を実現しました。
プライベート・スペースにもすっきり収まるコンパクト設計
ロジャースが半世紀にわたる歴史のなかで培ってきたオルガン・サウンドや品質に対するこだわり、伝統の技を極めた造形美はそのままに小型化を実現。横幅1,275mm、足鍵盤を含む奥行き968mm(538W)と、当社比で横幅が13%、奥行きで17%もの省スペース化を実現しました。ホールや教会はもちろん、プライベートスペースにも設置できます。
63の多彩なパイプ音色から選択。自由な音作りを実現
26種類のパイプ音色を組み合わせて音作りをすることに加え、37種類のパイプ音色のバリエーションを用意。総数63個のパイプオルガン音色を操ることで、より自由度の高い音作りが可能になりました。たとえばManualT(下鍵盤)のパイプ音色である「Principal8’」には、差し替え可能な音色として「Montre8’」「Open Diapason8’」「Prinzipal8’」の3つのバリエーションをご用意。曲目に合わせて最適な音色を選ぶことで、思い通りの演奏が可能です。
バロックなど主要な4つのオルガン様式をプリセット
地域や時代によって形成されたオルガン様式のうち、「バロック」、「フレンチ」、「イングリッシュ」、「アメリカン」の4つの様式に応じた音色リストを厳選し、整音したうえでプリセット。楽曲に応じてオルガン様式を簡単に変更できるので、音色リストを組み直す手間が省けます。もちろん、お好みによっては、様式選択後に一部の音色を差し替えたり、整音しなおしたりすることも可能。多彩なオルガン様式を駆使した演奏を手軽にお楽しみいただけます。
高度なカスタマイズを可能にした整音・音響調整機能
教会、ホール、ご家庭、それぞれの設置状況に合わせた音づくりが柔軟に行えます。新たに装備された整音機能によって、音色ごとに音量やピッチ、音質を調整できるだけでなく、一音ごとに納得のいくキメ細やかな整音が可能に。さらに、オーディオコントロールに高域、中域、低域の3バンドイコライザーを搭載することで、設置環境に即したオルガン全体の音響調整をより自由にできるようになりました。
大聖堂の響きに包み込まれるような感動を再現
建物全体が一つの壮大な楽器のようになって奏でる、パイプオルガン本来の響きを再現するのが、ローランド独自のRSS(Roland Sound Space)残響支援システムです。演奏場所(部屋、ホール、大聖堂など計8種類)や、壁の材質(木、レンガ、大理石など計8種類)を選択するだけで、多彩な再生音場をシミュレート。リアリティあふれる残響とオルガン・サウンドが再現されます。さらに、アンプとスピーカー(別売)を増設すれば、いっそう豊かな残響効果を実感いただけます。
拡張性を重視した設計により、幅広い用途に対応
コンパクトサイズながら60W×2のゆとりある出力で、ホールや教会での演奏にも対応。また、さまざまな環境での用途を想定し、拡張性にも配慮。アンプやスピーカーを接続すれば、大型オルガンクラスのダイナミックな演奏が可能になります。
練習やリスニングに適した演奏録音機能
演奏データの録音機能を内蔵。ワンタッチで演奏を録音、再生することができます。
USB対応で、細やかな設定も瞬時に呼び出し可能
オリジナルの音色リストをはじめ、細やかな整音データ、音響調整など、オルガンのほぼ全ての設定やデータがUSBメモリーに保存可能。音色の組み合わせであるレジストレーション・メモリーやオルガン様式を、楽曲ごとに呼び出して演奏することはもちろん、外部スピーカー接続時のオーディオ設定から、外部録音機器接続時のオーディオ設定に至るまで、必要な時に即座に呼び出すことができます。
外装の仕上げで選べる2タイプ
仕上げ色はライトオークとダークオークの2色。スタンダード・モデルとなる「538M」と、ナチュラルウッド仕上げに、特別仕様の足鍵盤をセットしたハイグレード・モデル「538W」の2タイプをご用意しました。基本性能は共通なので、用途や設置場所等によりお好みでお選びいただけます。
多様な足鍵盤からお好みのタイプをお選びいただけます
538Wは平行タイプ(30鍵)平行コンケイブタイプ(30鍵)扇形コンケイブタイプ(30鍵)。538Mには平行タイプ(30鍵)と扇形タイプ(27鍵)をご用意。
538M | 538W | |
鍵盤 | 手鍵盤/61鍵×2、足鍵盤/30鍵(538M扇形のみ27鍵) | |
ストップ(音色)数 | Manual I(下鍵盤) 10(16)、Manual II(上鍵盤) 10(17)、Pedal(足鍵盤)6(4) ※( )内は差し替え可能な音色 | |
オーケストラ音色 | ピアノ、ヴァイオリン、ハープなど各鍵盤に8種類 | |
カプラー | ManualT-Pedal、ManualU-Pedal、ManualU-ManualT、UNISONOFF、BASS、MELODY | |
MIDI/ORCHカプラー | ManualT、ManualU、Pedal | |
コンビネーションメモリー | ジェネラル8×4、ディビジョン各5×4 | |
ピストン | SET、0、QUICKMENU、EXIT、+、−、M+、M−、録音、再生/停止、頭出し | |
記憶媒体 | USBメモリー | |
テンペラメント | 平均律、ミーントーン、ピタゴリアン、キルンベルガー、ヴェルクマイスターT、V、ヤングT、U | |
リバーブ | RSS残響支援システム | |
トランスポーザー | +5〜−6 | |
録音機能 | MIDIレコーダー、録音、再生、保存 | |
コントロール | セレクトノブ、ロータリーエンコーダー、ジェネラルボリューム、インプットレベル | |
ディスプレイ | グラフィックLCD(128×64ピクセル) | |
ボリュームペダル | 1(4パターン+クレシェンドペダル切替) | |
フットスイッチ | 1(サステイン、ソステヌート、ソフト選択) | |
入出力 | インプット端子(L/MONO、R)アウトプット端子(L/MONO、R)ヘッドホン端子、MIDI(IN、OUT、THRU)、4chオーディオOUT(D-Sub) | |
スピーカー | ウーハー×2、ツィーター×2 | |
スピーカー出力 | 60W×2 | |
消費電力 | 140W | |
本体寸法 | 1,250mm(W)×623mm(D)×1,083mm(H) | 1,250mm(W)×623mm(D)×1,123mm(H) |
セット寸法(平行足鍵盤) | 1,275mm(W)×965mm(D)×1,322mm(H) | 1,275mm(W)×968mm(D)×1,362mm(H) |
質量 | 本体125kg、足鍵盤35kg、椅子19kg | 本体130kg、足鍵盤40kg、椅子19kg |
※製品の仕様およびデザインは改良のため予告なく変更することがあります。
※近日、ローランド・ホームページ http://www.roland.co.jp/ でも公開予定です。
※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。
お問い合わせは、下記にお願いいたします |