ニュースリリース

2007年9月7日
ローランド株式会社
浜松市北区細江町中川2036-1
証券コード:7944

V-Mixing System発売

ローランド(株)(社長:田中 英一 http://www.roland.co.jp/ 資本金:92億74百万円)は、コンサートやイベント会場の音響をデジタル化し、ステージからの音声信号伝送から音の加工や調整を行うミキシングまで、すべてをフルデジタル一貫処理できる次世代の業務用音響システム「V-Mixing System」を10月25日(木)から発売いたします。

V-Mixing Systemは、ローランド独自のLAN技術「REAC:リアック(Roland Ethernet Audio Communication )」を使ったデジタル音声伝送方式を採用して、ステージ上の音を即時デジタル化し、新製品のデジタル・ミキサーV-Mixer M-400へと伝送します。これにより生々しい音の鮮度を失うことなく、ピュアなサウンドのままで音の加工や再生が可能となります。またステージからミキサーまでの配線は、LANケーブル一本で各機器を接続するだけのシンプルさです。

さらにV-Mixer M-400は20Kgを切る軽量ボディに、ミキシング機能だけでなく、音質の補正や加工のためのイコライザやエフェクト、さらにサウンド・レコーダ機能など周辺機能も内蔵したオール・イン・ワン設計となっており、高度なミキシング処理が一台で行えます。

従来のアナログ方式に比べ、デジタル化による音質の飛躍的向上はもちろん、機材設置の労力や時間も大幅に短縮、コストも大きく低減できます。

なお、このV-Mixing Systemの一般向け発表会を、10月4日(木) 東京ラフォーレ・ミュージアム六本木、10月10日(水) 大阪ビジネスパーク円形ホールにて開催します。プロミュージシャンの演奏を著名な音響エンジニアが実際に操作し、V-Mixing Systemの魅力をわかりやすく解説します。また、合わせてステージでのハイディフィニンション映像演出についての講演も予定しております。

品名/品番 商品価格 発売日 初年度販売予定数
(国内・海外含む)
V-Mixing System
デジタル・オーディオ・トランスファー&
ミキシング・システム
1,380,000円(税抜き) 2007年10月25日 5,000台

主な特長

理想的なピュア・サウンド
V-Mixing Systemでは、ステージでの楽器音や音声を、ステージ上に設置された高音質設計のステージ・ユニットDigital Snake(デジタル・スネーク) S-1608を使って即座に24ビット・デジタル変換。配線の引き回しによるノイズの混入や伝送による音質の劣化が避けられないアナログ配線を極少にし、REAC方式のデジタル伝送により、みずみずしい楽器音や音声の鮮度を失うことなく新製品ミキシング・コンソールV-Mixer M-400へと伝送します。

REACによるデジタル伝送で設置もシンプル
ローランド独自のLAN技術REACによるデジタル伝送システムは、音のクオリティとともに、敷設の簡単さも大きなメリットです。伝送ケーブルは、従来のアナログ伝送の太くて重いケーブル(24ch、直径2.4cm、 70Kg / 100m)から、きわめて細くて軽いLANケーブルへ(40ch、直径0.53cm、3Kg / 100m )。長距離の引き回しに威力を発揮します。

REACによるデジタル伝送で設置もシンプル

V-Mixer M-400は直感的なイージー・オペレーションを追求
V-Mixing Systemの核となる新製品ミキシング・コンソールV-Mixer M-400は、コンパクトながら、48チャンネル入力/18バス/58チャンネル出力という余裕のチャンネル制御を実現。音質面でも内部信号処理56ビットと高品位設計です。フェーダーは、記憶された位置や動きをオートマチックに再現するモーター・フェーダーを採用。しかもタッチ・センス付きのため、各チャンネルのフェーダーに触れるだけで、そのチャンネルの設定を大型モニターに表示、直感的なオペレーションが可能です。

オール・イン・ワン&コンパクト設計で設置も簡単
V-Mixer M-400は、ミキシングに関わる周辺機能も一体化したオール・イン・ワン設計。たとえば、音づくりのためのグラフィック・イコライザーをはじめ、リバーブやディレイ、コンプレッサーなどのデジタル・エフェクト、さらに録音/再生が手軽にできるUSBメモリーによるオーディオ・レコーダー機能も搭載。他に多くの機材を必要とせず、各機能はメモリーもできるため、設置やセッティングに要する時間を大幅に短縮できます。

多彩なアプリケーションに対応
V-Mixing Systemは、さまざまなコンサートやイベントにフレキシブルに対応します。伝送ラインの分岐や延長も市販のUSBハブで中継するだけで自由に行えます。またキロメートル単位におよぶ大規模な長距離伝送が必要な場合には、光伝送ユニット(オプション品:オプティカル・コンバーター、2007年12月発売予定)がサポートします。さらにパソコンとV-Mixer M-400をダイレクトに接続してパソコン上でマルチトラック録音を実現したり、映像分野のEDIROLビデオ・スイッチャーV-440HDと連動したボリューム・コントロールをはじめ、将来の拡張性も大きな魅力です。

V-Mixing Systemの基本システム

V-Mixing Systemは、
・ライブ・ミキシング・コンソールV-Mixer 〈M-400〉
・ステージ・ユニットDigital Snake S-1608 ×2台
・REACケーブル
のセットが基本システムとなります。(写真)

さらに多チャンネルに対応したDigital SnakeシリーズのS-4000シリーズをはじめ、
REACスプリッター、光伝送ユニットを加えたシステム・プランも構築できます。

V-Mixing System

※詳しい仕様につきましては、ローランド・ホームページ http://www.roland.co.jp/ でご確認ください。
※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

お問い合わせ

お問い合わせは、下記にお願いいたします
お客様相談センター 050-3101-2555

このページの上へ