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.   2005年3月25日
ローランド株式会社
大阪市北区曽根崎新地一丁目4番20号
(証券コード7944)
 
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品名/品番
発売日
初年度販売予定数
Vシンセ XT
V-Synth XT
2005年3月26日
4,000台

ローランド株式会社(社長: http://www.roland.co.jp/ 資本金:92億74百万円)は、音の3要素であるピッチ(音程)、タイム(テンポ)、フォルマント(音色)を独立してコントロールして、まったく新しい音づくり(シンセサイズ)が可能なシンセサイザー「V-Synth(Vシンセ)」のラック・タイプ「V-Synth XT」を発売いたします。

V-Synthはローランド独自の最先端デジタル音声技術「VariPhrase(バリフレーズ)」を搭載した「音を無限に創造する」ことを追及したシンセサイザー・キーボードです。V-Synth本体に取り込んだサウンドをそのまま再生するだけでなく、そこから音を構成する3要素である、ピッチ(音程)、タイム(テンポ)、フォルマント(音色)の情報を抽出することによって、自在なサウンド再生とサウンド加工を可能にした「VariPhrase(バリフレーズ)」のテクノロジーは、それまでのシンセサイザー/サンプラーの概念を大きく変えました。サンプルの「音の特徴」を活かしたサウンドづくりはもちろん、タイムを極端に変化させたり、リバース再生することによる劇的なサウンド加工や、フォルマントを変えることによって新たなサウンド・キャラクターをつくり出すなど、その斬新なサウンドは先進の音楽クリエイターたちのイマジネーションを触発してまいりました。一方、そうしたプロ、アマチュアを問わず、ミュージシャン、音楽愛好家からの幅広い支持の中で、スペース効率に優れるラック型のV-Synthを求める声も多数いただいておりました。

今回発売する「V-Synth XT」はこうしたユーザーの声にお応えして、V-Synthに搭載されているすべての機能を4U(EIAJ規格)サイズのラック・サイズに凝縮。大型カラー・タッチ・スクリーン・ディスプレイの採用や、無限の音づくりをよりシンプルに、スピーディーに行える新機能「サウンド・シェイパー機能」の搭載など、より使い易く、より音づくりを楽しめるように、機能を強化して登場いたします。また、PCカードによるシステム・プログラムの供給で本体機能を一変させる「オープン・システム」のアーキテクチャもそのまま継承。しかもV-Synth XTでは従来オプションとしてご用意してきた、デジタル・シンセの名機「D-50」の完全シミュレーションや、V-Synth XTにマイクを接続することで、マイクから入力された人の声をコントロールし、さまざまな音色・音程の変化が付加できる「ボーカル・デザイナー」機能を本体に内蔵。さらに強力な表現を可能にしています。

V-Synth XTは、「音を無限に創造する」というシンセサイザーならではの楽しみはもちろん、人の声に自在にコントロールし、声色を変えたり、自由にメロディーやハーモニーを付加することをリアルタイムに加工することができ、独創的な音の世界を大きく広げる、新次元のシンセサイザーです。

主な特長


■V-Synthのすべての機能をラックに凝縮

V-Synth XTは、V-Synthの全機能を搭載した音源モジュール・タイプのシンセサイザーです。サンプリングはもちろん、USB経由でも取り込めるユーザー・サンプルは、波形レベルでの細かいエディットにも対応。さらにエンコードすることによってピッチ/タイム/フォルマントを独立で、かつリアルタイムでコントロールできます。
 また、従来のシンセサイザーを超える音づくりを可能にするアナログ・モデリング・オシレーターは、SUPER-SAW、FEEDBACK-OSC、X-MOD-OSCの3種類の新規波形を搭載。新波形の追加により、より重厚なアナログ・シンセ・サウンドから独創的なサウンドづくりまで、音づくりの可能性が大きく広がりました。
 また、V-Synth XTはラック・タイプながら、フロント・パネルに多数のつまみを配置。ダイナミックなサウンドの変化をリアルタイムにコントロールできます。もちろんつまみによる操作だけでなく、MIDIによるリアルタイム・コントロールにもフル対応。ピッチやタイム、フォルマントなどもMIDIキーボード・コントローラーなどからも制御できます。

■即戦力のパッチを搭載。サウンドシェイパー機能で新感覚の音づくりが可能

内蔵パッチはユニークかつよりプレイアブルに刷新し、世界中の著名なアーティストのパッチを標準搭載。すぐに使える実戦的なパッチは、いずれもV-Synthならではの優れた基本性能を引き出したものばかりです。また、新機能サウンド・シェイパーによって、グループ別に分類されたテンプレートを選択するだけで、手軽にイメージする音色作りが可能。音色のキーとなる特徴的なパラメーターにダイレクトにアクセスできるのでパラメータの選択に迷うことなく、すぐにサウンドをつくり変えていくことができます。さらに4つのパラメーターを異なる昇降パターンで動かすことができるマルチ・ステップ・モジュレーターで、動きのあるサウンドづくりも強化。リズム・キット・スクリーンも新設され、各鍵盤に異なるV-Synthサウンドをアサインして弾き分けることが可能。リズム・パートとしての使い方はもちろん、ワンショット/ループ・サウンドを自由にアサインして演奏することも可能です。

■大型液晶タッチ・スクリーン・ディスプレイを採用

V-Synth XTは、大型カラー・タッチ・スクリーン・ディスプレイを採用。カラー表示による高い視認性で、パラメーター・セッティングを素早く確認することができます。さらに、タッチ・スクリーンの装備によって、画面に触れることでダイレクトな操作が可能。ひと目でわかる使いやすさとスピーディなオペレーションを可能にしています。

 

■USBでパソコンとの連携も可能

V-Synth XTは、USB経由でパソコンとのさまざまな連携が可能。USB-MIDI接続、オーディオ・ファイルのV-Synth XT←→パソコン間の転送に加えて、USB-Audioによるオーディオのリアルタイム送受信にも対応しています。V-Synth XTのサウンドをUSB経由でパソコンに入力したり、パソコンのサウンドをV-Synth XTから出力するなど、オーディオ・インターフェースとしての使用も可能です。

■可動式のラックマウントを採用

V-Synth XTは、ラック・マウント、デスクトップのどちらでも使いやすいデザインを採用。デスクトップとして使用する場合は、フロント・パネルが傾斜しているため、タッチ・スクリーンやスイッチ、つまみも素早く操作できます。ラック・マウント時は可動式のマウント機構を採用していますので、ラックにマウントした状態でもフロント・パネルを手前に持ち上げて固定でき、快適に操作できます。

■使用頻度の高い端子類をフロント・パネルに配置

外部入力は、ファンタム電源供給も可能なXLR/標準コンボ・タイプを採用。コンデンサー・マイクをダイレクトに接続してサンプリングするほか、内蔵VC-2へのマイク入力にも便利です。また、ハイ・インピーダンス対応でギター/ベースもダイレクトに接続が可能。あらゆる入力ソースに対応します。
 さらに、ヘッドホン端子はもちろん、ノート・パソコンとの連携を意識してUSB端子もフロント・パネルに配置。各種メディアに対応するPCカード・スロットも装備しています。

製品情報:V-Synth XT

※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。


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