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.   2004年10月8日
ローランド株式会社
大阪市北区曽根崎新地一丁目4番20号
(証券コード7944)
 
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品名/品番
発売日
初年度販売予定数
Vアコーディオン
FR-7G・FR-7R
2004年11月下旬
2,000台
Vアコーディオン
FR-5G・FR-5R
2005年2月
1,000台

電子楽器メーカーのローランド株式会社(社長: http://www.roland.co.jp/ 資本金:92億74百万円)は、最新のモデリング音源を搭載した電子アコーディオン『Vアコーディオン FRシリーズ』を発売いたします。最先端のデジタル・モデリング技術により従来のアコーディオンでは考えられない飛躍的な表現力を身につけた『Vアコーディオン』。使用目的に合わせて選べるスピーカー内蔵の『FR-7』と、スピーカーを省き軽量化をはかった『FR-5』の2機種、色はお好みで選べるパッション・レッドとミッドナイト・グレーの2色。シリーズ全4機種のラインナップです。

市場背景
アコーディオンは、発祥の地であるヨーロッパ圏では伝統文化に深く根ざし、人々の日常生活において非常に馴染み深い楽器ですが、近年は日本国内でもワールド・ミュージックやアコースティック・サウンドの人気とともに、若者を中心にアコーディオンへの関心が高まっています。プロとして活躍する若手アコーディオン・プレイヤーが増加、アコーディオン・プレイヤーばかりが出演するコンサートも定期的に開催されるなど、かつてない盛り上がりを見せるこのシーンに向けて、まったく新しいパフォーマンスを可能にする“Vアコーディオン”をご提案します。

今、アコーディオンをデジタル化する意味
ベローズ(蛇腹)の開閉というプリミティブで身体的な動きを原動力に音を発するアコーディオンは、そのシンプルな動作原理ゆえに非常にダイナミックで豊かな表現力を持つ楽器です。この豊かな表現力をデジタル音源の駆動に利用することができれば、かつてない圧倒的な表現力を持つ電子楽器が誕生し、音楽の進歩に大きな可能性をもたらします。ギターやピアノ・ドラム等、さまざまな楽器をデジタル化してきたローランドが、今アコーディオンをデジタル化する意味はここにあります。

主な特長

■世界初のモデリング音源搭載アコーディオン
アコーディオンの最大の特徴である、ベローズ(蛇腹)による繊細な表現に対応する新開発のPBM(Physical Behavior Modeling)音源。
ベローズ(蛇腹)内の微妙な空気の動きを検出し、演奏者の繊細な表現にリアルに反応。従来のアコーディオンと同様の感覚で演奏できます。
発音体であるリードもモデリングで再現しているため、従来のアコーディオンでは難しかったリード自体の音色の調整も自由自在。自分だけの一台を作り上げることができます。

モデリング音源とは?
楽器の世界で言う“モデリング”とは、モデルとなる楽器の発音原理・物理的動作を数値化して電子的に再現する技術を意味します。VアコーディオンのPBM音源は、発音原理からアコースティック・アコーディオン各部の働きを精密にモデリングして発音するため、単に音色を録音したサンプリング音源とは比較にならない生々しさや抑揚を表現することが可能です。

■多彩な音色
世界中のアコーディオン属の楽器音色に加え、フルート・バイオリン・クラリネット・ボイス等の音色も搭載。左手・右手それぞれにお好みの音色を選択することができます。

■奏法の“壁”を超えて演奏が楽しめる
アコーディオン属の楽器は、多くの種類が世界各地に分布し、独自に進化したため確固たるスタンダードは存在しません。そのためタイプにより奏法/機構が大きく異なり、習得したタイプの楽器以外は自由に演奏できないのが演奏家の悩みでした。例えば、タンゴで使用される“バンドネオン”は鍵盤を備えず、両手ともボタンで演奏するため一般的な鍵盤式アコーディオンに慣れ親しんでいる人には演奏は不可能です。FRシリーズなら世界中のアコーディオン属の楽器音色を手軽に呼び出し、自分の慣れ親しんだ奏法で演奏することが可能。さらにトランペット等のオーケストラ音色もベローズ(蛇腹)でコントロールできるため、従来のアコーディオンでは考えられなかった斬新なパフォーマンスを可能にします。まさにアコーディオン愛好家の夢をかなえる楽器の登場です。

■ヘッドホンで夜間の練習も気兼ねなく行えます。
■バンドやアンサンブル演奏ではライン出力を使用すれば、ハウリングを気にせず大音量で演奏可能。
■デジタル音源なのでピッチが安定しており、楽器内部のメンテナンスの必要がありません。
■アコーディオンの本場・イタリアに拠点を置く弊社子会社Roland Europe S.p.A.にて、開発/製造を一貫して
行っています。

※本ニュースリリースに記載されている社名、製品名などの固有名詞は、各社の登録商標または商標です。

主な仕様

【鍵盤】 右手:41鍵(ベロシティー・アフタータッチ付)、左手:120ベースボタン(ベロシティー付き)
【音色数】 総音色数:40セット(工場出荷時のプリセット30セットを含む)
※各セットにはそれぞれ下記の音色を含みます。
[アコーディオン音色] 右手鍵盤用×14、左手ボタン用×14
※全セット共通で下記の音色を含みます。
[オーケストラ音色] 右手鍵盤用×22、左手ボタン用×7
【エフェクト】 リバーブ×8、コーラス×8、ディレイ×10、チャンバー・シミュレーション
【表示器】 84×48ドット(バックライト付きLCD)
【その他】 定格出力:25W+25W(FR-7のみ)、スピーカー: 10cm×2、ツィーター×2(FR-7のみ)
【電源】 充電式バッテリー(FR-7に付属、FR-5は別売) FBC-7:(電源・充電ユニット、AC100V(50/60Hz))
【消費電力】 96W
【外形寸法】 480(幅)×205(奥行き)×420(高さ)mm
【質量】 FR-7:11.7kg(ストラップ除く、専用バッテリー含む)、FR-5:9.5kg(ストラップ/専用バッテリー除く)
【オプション】  FR-7/FR-5専用キャリングケース、FBC-7専用キャリングケース、専用バッテリーパック

製品情報:FR-7G・FR-7R、FR-5G・FR-5R


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ローランド株式会社 広報・IR室
<東京>〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2−7
       TEL: 03-3251-9235 FAX: 03-3251-5597
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