(財)ローランド芸術文化振興財団(事務局:〒530-0004 大阪市北区堂島浜1-4-16、理事長:梯(かけはし)郁太郎)は、来る6月6日(火)、サントリーホールにて電子楽器とオーケストラによるローランド「ザ・ブランニュー・クラシック・コンサート」を開催いたします。
当コンサートでは、クラシック・コンサートの中でデジタル楽器とオーケストラが共演するもので、20世紀後半の先進テクノロジーで誕生し、完成度を飛躍的に高めたデジタル楽器と、伝統的なオーケストラの楽器が奏でるハーモニーは、まさに21世紀を間近にしたミレニアムな年にふさわしいコンサートといえるでしょう。
とくに黛敏郎氏作曲の電子楽器とオーケストラのための「21世紀へのラプソディ」は、シンセサイザーやサンプラーといったデジタル楽器の多彩な音色、新しい演奏表現がオーケストラと調和した意欲的な作品であり、新しく発表するグランドタイプのデジタルピアノがオーケストラと共演するショパンのピアノ協奏曲「第2番ヘ短調op.21」、レスピーギの交響詩「ローマの松」など、素晴らしい作品の数々を予定しており、日本を代表する指揮者である岩城宏之氏をはじめ、内外の演奏会で幅広く活躍されている若林顕氏、木村かをり氏、鈴木隆太氏、白石准氏らが東京フィルハーモニー交響楽団とともに、幅広い人たちに楽しんでいただける演奏を披露いたします。
さらに、協賛のローランド株式会社のデジタル3D音響R.S.S.(Roland Sound Space)を駆使した立体音場で、会場のスケールを超えて広がる新しい音空間も体験いただけるなど、当コンサートは、ローランドの培ってきたデジタル技術と、次世代を担う演奏家たちによる音楽の新たな可能性を拓く、まさに『ブランニュー』なコンサートとなることでしょう。
《開催概要》
■名称 |
THE BRAND-NEW CLASSIC CONCERT
〜ローランドが新世紀に贈る〜「ザ・ブランニュー・クラシック・コンサート」 |
■日時 |
2000年6月6日(火) 開場18:30/開演19:00
|
■会場 |
サントリーホール
|
■指揮 |
岩城 宏之 |
■出演 |
若林 顕(デジタルピアノ)、木村 かをり(デジタルピアノ)
鈴木 隆太(シンセサイザー/オルガン)、白石 准(シンセサイザー) |
■管弦楽 |
東京フィルハーモニー交響楽団
|
■演奏曲 |
黛 敏郎 21世紀へのラプソディ -電子楽器とオーケストラの為の-
F.ショパン ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 op.21
O.レスピーギ 交響詩「ローマの松」
|
■入場料 |
S席/¥5,000 A席/¥4,000 B席/¥3,000 C席/¥2,000 |
■前売り |
サントリーホール・チケットセンター 03-3584-9999
チケットぴあ 03-5237-9990
CNプレイガイド 03-5802-9990
ローソンチケット 03-5537-9955
東京文化会館チケットサービス 03-5815-5452
※東京コンサーツのホームページからもお申込みいただけます。
ホームページ・アドレス http://www.tokyo-concerts.co.jp/
|
■問い合わせ |
(株)東京コンサーツ 03-3226-9755
|
■主催 |
(財)ローランド芸術文化振興財団
|
■後援 |
文化庁(申請中)、オルガン指導者とプレイヤーの会、ローランド音楽指導研究会
|
■協賛 |
ローランド(株)
|
■制作協力 |
(株)東京コンサーツ
|
《出演者略歴》
■岩城 宏之(いわき ひろゆき)
1932年東京生まれ。東京芸術大学音楽学部打楽器科中退。54年NHK交響楽団(N響)副指揮者となり、56年N響演奏会でデビュー、63年N響指揮者に就任。国内の主要交響楽団の他、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、バンベルグ交響楽団、ミュンヘン・フィルなど欧米の主要オーケストラを常時客演指揮し、国際的な演奏活動を行っている。76年フランスのACCディスク大賞、87年中島健蔵音楽賞、88年サントリー音楽賞、93年放送文化賞、96年紫綬褒章などを受賞。著書に「楽譜の風景」「フィルハーモニーの風景」「森のうた」他。現在、NHK交響楽団正指揮者、メルボルン交響楽団桂冠指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、札幌交響楽団桂冠指揮者、東京混声合唱団音楽監督を兼任。
■若林 顕(わかばやし あきら)
東京芸術大学付属音楽高校にて田村宏氏に師事。ザルツブルグ・モーツァルテウムに留学し、H.ライグラフ氏に師事。1985年ブゾーニ・コンクール第2位、1987年エリーザベト・コンクール第2位受賞。1992年サントリーホールで行ったリサイタルが高く評価され、第3回出光音楽賞受賞。1997年にはブラームス・イヤーを記念したリサイタル・チクルスを行うとともに、CDもリリース。1998年モービル音楽賞奨励賞受賞。内外のオーケストラとの共演の他、クラリネットのカール・ライスターやオーボエのフランソワ・ルルーとの室内楽でも好演を重ねている。
■木村 かをり(きむら かをり)
東京芸術大学入学、1963年パリ国立音楽院に留学し、1965年首席で卒業。1967年第1回メシアン現代音楽国際コンクール第2位。メシアンならびにイヴォンヌ・ロリオ女史に師事。1976年ACCディスク大賞、1989年第8回中島健蔵音楽賞、1992年第8回京都音楽賞受賞。これまでにインバル、岩城宏之、小澤征爾、ガンサー・シュラー他数多くの演奏家と共演。1999年には5回の連続リサイタルを行い、20世紀の作曲家の作品を採り上げた意欲的なプログラムが話題となる。また、現代作品の初演に大きく活躍の場を持ち、その精緻な音楽性が高く評価されている。
■鈴木 隆太(すずき りゅうた)
1981年慶応義塾大学法学部卒業。1985年に渡仏、帰国後は鍵盤奏者としてクラシックからポピュラーまでジャンルを越えた活動を展開し、国内外のオーケストラと多数の共演経験を持つ。1992年第2回出光音楽奨励賞受賞。その他、指揮者、作・編曲家、シンセサイザーのスペシャリストとしても多忙。1997年には長野冬季五輪のための諸国歌編曲チームに参加。現在、横浜山手聖公会オルガニスト、日本聖公会聖歌集改訂委員、季刊「礼拝と音楽」編集委員。
■白石 准(しらいし じゅん)
作曲家の父に音楽の手ほどきを受けた後、小林仁氏に師事。玉川大学では演劇を専攻。卒業後、1985年には現代音楽祭「Music Today」のフレデリック・ジェフスキー作品展で、突如代役として作曲者自身と2台ピアノの作品を共演、作曲家・武満徹氏の絶賛を浴びてピアニストとしてデビュー。その後も独奏、アンサンブル、オーケストラの鍵盤奏者として、様々な演奏会、録音などで幅広い活動を展開中。
◎この件に関する報道関係者のお問い合せは下記にお願いします。
財団法人ローランド芸術文化振興財団 担当:奥村
〒530-0004 大阪市北区堂島浜1-4-16 大和堂島ビル6F
TEL.06−6345−7340 FAX.06−6345−7450
|