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中期的な経営戦略

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ローランドグループは、幅広い商品を取り扱っており、それぞれの分野でのアイデンティティを高めるために、事業と製品群に応じたマルチブランド戦略を展開しています。

マルチブランド戦略

市場の変化に迅速に対応するため、ローランドグループはそれぞれのブランドに集中した経営体制を整備しています。グループ各社がそれぞれのブランド価値向上を軸に活動を行い、全体として安定した収益基盤の確保を目指します。

以下は事業別の戦略と課題です。

電子楽器事業
  • 1.「Better Life with Music(ベター・ライフ・ウィズ・ミュージック)」の実現
  • 「Better Life with Music」は、楽器演奏を通じて生活に潤いを与える音楽の楽しみをご提案する、ローランドの楽器需要創造の取り組みです。楽器演奏に興味はあるが踏み出すことのできないお客様の課題やご要望を、ひとつひとつ解決していくことで、より多くの方に楽器演奏を楽しんでいただくことができます。暮らしの中にもっと音楽を。ローランドは、楽器を演奏する楽しみと、より多くの喜びをご提案しています。
  • Better Life with Music 暮らしの中にもっと音楽を。ローランドは、楽器を演奏する楽しみ、より多くの喜びをご提案しています。
  • 2.「MONO-KOTO 301 PROJECT」の推進
  • MONO-KOTO 301 PROJECT「カテゴリー別No.1 商品を創り育てる」、「Roland Value(ローランドバリュー)を30%UPする」ことを目標とした「MONO-KOTO 301 PROJECT」を推進しています。
    「Roland Value」とはローランドがお客様に提供できる全ての価値です。楽器としての完成度を追求する「モノづくり」とともに、コンテストやイベント、ショップ・イン・ショップ、カスタマーサポート等、製品をお客様に伝え、広めていく様々な「コトづくり」にも取り組むことで、Roland Value を30%アップし、それぞれの製品分野でNo.1を目指します。
  • 3.成長分野の取り組み
  • 鍵盤楽器、打楽器、ギター関連機器等を中心とした楽器分野に加え、業務用音響・映像機器とコンピュータミュージックをベースとしたメディア・プロダクションの分野を、新たな成長分野と位置付け、販売拡大に注力しています。
    デジタル化が進む業務用音響・映像機器の分野では、コンサートなどのライブ演奏の演出から、収録、編集、制作までを一貫して行える「音と映像のトータル・ソリューション」提案を引き続き推進します。
    また、メディア・プロダクションの分野ではパソコン性能の向上により、ご家庭でも高度な音楽制作が可能となってきました。高音質で快適な音楽制作を実現する、ハードとソフトを融合したソリューションパッケージのご提案により、需要開拓を図ります。
    業務用音響業務用映像メディア・プロダクション
  • 4.グローバル生産体制の構築
  • 日本で開発した基礎技術、応用技術をベースとして、生産は消費地に近い拠点で行う「ローカル・プロダクション」を推進しています。輸送などの事業効率の向上のみならず、地域ごとに異なるニーズに沿った商品供給を目指します。中国の生産拠点においても、低価格帯商品の輸出だけではなく、中国国内市場を視野に入れた生産拡充を進め、日本、台湾、北米、欧州の生産拠点と合わせ、より柔軟に対応できるグローバル生産体制の構築を目指します。
  • 5.音楽教育事業の強化
  • ローランド・ミュージック・スクール当社は、ミュージックデータや自動伴奏など、電子楽器の特徴的機能を音楽性の向上に効果的に活かす独自の考え方「ism(イズム)」に基づく新しいレッスンスタイルを提唱しています。この考え方に基づき日本国内では、当社が開発した教育システムと育成した講師の方々を資産として、販売店様との提携を進め、事業強化を図ります。さらに当期からは教育機器事業部を設立し、教育市場に向けた製品や用途提案を強化しています。
  • 6.ショップ・イン・ショップ展開による流通強化
  • 様々な商品が溢れる中にあっても、当社商品を十分に理解していただいた上で購入いただくために、販売店様との提携により、店舗内に当社商品専門の販売スペースを設置するショップ・イン・ショップをグローバルに展開しています。充実した商品展示と専任販売員の接客により、当社商品の魅力を直接お客様にお伝えします。
    現在では、バンド演奏や音楽制作の楽しみをご提案する「Roland Planet(ローランド・プラネット)」、「Roland Planet」をコンパクトにした「Roland Planet X(ローランド・プラネット・エックス)」、楽器演奏の楽しみをご家庭にお届けする「Roland Foresta(ローランド・フォレスタ)」の3つの形態で展開しています。今後は、生活の質を向上するソリューション、新しい興味を刺激するアプリケーション、音楽を通じた豊かなコミュニケーションなど、「Better Life with Music」のご提案により、お客様の豊かな音楽生活をトータルでサポートしていきます。
  • PLANETPLANET XRoland Foresta
    PLANETPLANET XRoland Foresta
コンピュータ周辺機器事業

コンピュータ周辺機器事業では、カラー&3Dのデジタル制御技術をベースに、お客様のイメージをカタチにする製品・サービスの提供に取り組んでいます。
主力とする先進国サイン市場では成熟化とプリンター製品のコモディティ化が進行しています。こうした中、当市場の活性化と新たな高付加価値市場の創出を命題として、「ものづくり(製品)」中心であった事業活動の仕組みを、顧客価値を創造する「価値づくり」に転換する取り組みをスタートしました。
また、新興国の経済成長やデジタルネットワーク技術の発展等、社会構造変化を積極的に取り組みながら新規事業を育成し、持続的成長の実現に努めます。

  • 1.事業グループ一体化への構造改革
  • 今後一層のグローバル化が進む市場の環境変化に対応し「価値づくり」を実現するためには、各地域のお客様の要望や市場の動向を事業戦略に反映して迅速に実行することが重要となります。
    ものづくり機能とセールス&マーケティング機能の一体化と同時に、グローバル市場を地域ブロックでマネジメントし、既存市場への対応だけでなく新規市場の開拓、現地パートナーとの共同開発等、事業戦略を着実に実行できる組織と仕組みづくりを進めます。また、市場と技術の両面から新たなビジネスの可能性を見出し、事業化を促進する機能として経営戦略室を設置し、スピード感と競争力を伴った製品企画力の強化を図ります。
  • 2.開発及び生産体制の強化
  • デジタルデータを共有し同時進行で業務を進める「デジタルファクトリー」の考え方に基づき、コンカレントな製品実現やセル生産方式による多品種少量生産等、柔軟なものづくりに取り組んできました。今後、多様化が進む顧客価値を実現するためには、従来の水準とは異なる製品企画力、コスト競争力、為替対応力、品質レベル、生産リードタイム短縮等が求められます。グローバルマーケティングと連携したプロセスの刷新をはじめ、タイ工場設立による海外生産、海外調達、コア技術増強のための研究開発投資等、ものづくり体制の強化を進めます。
  • 3.事業グループ経営の効率化
  • 事業分野が複雑化する中で事業グループの競争力を向上するためには、全体の経営資源をフルに活用し、優位性と効率性を高める必要があります。平成23年にはIV(Integration Values:価値統合)プロジェクトを販売会社5社が集中する欧州で立ち上げ、重複する管理業務の統合やSCM(Supply Chain Management)の効率化によるリードタイム短縮やコスト削減、新規事業開拓へのリソース再配分等の取り組みを始めました。今後は事業グループ全体に範囲を広げ、収益性、成長性の拡大に努めます。
    また、個人向け製品ではWEBを活用したマーケティングや販売活動を進めており、効率化と同時に市場創出の新たなビジネスモデル確立を目指します。
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